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♪ 第73話 Massenet, Jules [ロマン]

♪ 第73話 
♪ Massenet, Jules  (1842~1912 フランス)

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 歌劇「タイス」より「タイスの瞑想曲」 ★★★★★
2. 悲歌(マスネのエレジー)       ★★★
3. 組曲第4番「絵のような風景」     ★★
4. 歌劇「マノン」            ★★
5. 歌劇「ヴェルテール」         ★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)

高校生のときに「タイスの瞑想曲」をエアチェックしたのが初めてのMassenet体験。きれいだなと思ったくらい。

高校生のときに上野文化会館音楽資料室で「絵のような風景」を聴いたのが次のMassenet体験。かっこいいですよね。中高生御用達という感じ。この曲がかっこいいならば、ほかの風景シリーズ(全部で7曲ある)もかっこいいはず、とさまざま聴きますが、結局「絵のような風景」がいちばんかっこいいということで落ち着きます。「フェードル序曲」や歌劇の中のバレエ音楽(「ル・シッド」とか)、マイナーな作品もこのとき聴いたはず。

その後しばらくはさしたる出合いはなく、社会人になります。歌劇のジャンルを聴くようになってから、「マノン」「ウェルテル」に出合います。思ったよりは面白かったけど、すごく好きになれたかというと・・・。でも、いろんなタイプの音楽を描き分けられるMassenetの作風はオペラ向きなのであって、聴くならまずはこの分野なのでしょうね。

歌曲集のCDも手に入れます。甘ったるいなあ、という印象のみ。ピアノ曲も・・・。

2000年前後だったか、歌劇「タイス」の新譜が出たので聴いています。でもあんまり印象に残らず。ただ1つ、「タイスの瞑想曲」って原曲だと後半に合唱がハミングで加わるんですね。あの曲にはなんとも物足りなさを感じていたので、ああ本当はこういう曲なんだ、という発見はありました(でもヴォーカル・スコアには合唱のパートが書かれていない。なぜ? )。

ということで、あまり印象に残っていない作曲家として今日まで至っています。劇的な音楽も書いていることは知っているのだけど、個人的には甘さ過剰な旋律美という一面だけのイメージが強すぎですなあ。オペラファン、フランスメロディーファンからは怒られそうであります。


笹崎の好きな曲Best5
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1. 歌劇「ウェルテル」      「手紙の歌」「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」などなかなかいい
2. 歌劇「マノン」        Pucciniとはまた違った面白さがあると思います
3. 歌劇「タイス」        「タイスの瞑想曲」に合唱が入ることを初めて知った
4. 組曲第4番「絵のような風景」 説明不要なほど単純明快な作品
5. 組曲第7番「アルザスの風景」 「目覚めよと呼ぶ声あり」が使われているのがちょっと意外

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歌曲の譜面を持っていないのでランクインしていませんね。買ったら印象変わるのか。
それよりは、オペラをもうちょっと聴いた方がいいのかな。「ウェルテル」と「マノン」はどちらを上にするか迷いました。

次回は、MendelssohnとMessiaen。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★                         ★
★      今月の「見てみたいもの」       ★
★                         ★
★      テルミン・オーケストラ        ★
★                         ★
★                         ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

宗教儀式風でかなり楽しそうだと思うのですが、実在するんですってね。
きっと、フレミングの法則のテスト時間のような風景が繰り広げられることでしょう(腕が攣ってた友達がいたな)。
電波(?)がこんがらがってたいへんなことにならないのだろうか? 



では、また。

♪ 第72話 Mascagni, Pietro [ロマン]

♪ 第72話 
♪ Mascagni, Pietro  (1863~1945 イタリア)

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲  ★★★★★
2. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲   ★★★
3. 歌劇「友人フリッツ」間奏曲          ★★
4. 歌劇「イリス」                ★
5. 歌劇「友人フリッツ」             ★

(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)

おそらくほかの人と同じく、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲がはじめてのMascagni体験でしたが、いつのことだったかなあ、中学校の時にはすでになんとなく知っていた感じでした。ただ、この曲、当時からそれほどには好きじゃないんだよね。お涙頂戴の和声進行はともかく、よくわからないオーボエの使い方など、なんであんなになっちゃったんだろう。きれいな旋律で一般受けするのはよくわかりますが。

さて高校時代、マンドリン業界で知らない人はいない(そして、一般的には誰も知ることのない)、歌劇「仮面」序曲に出合います。今となっては出来のいい曲とは思えないのですが、限られた範囲内ではあるもののなぜここまで浸透したんですかね。不思議だ。そしてマンドリン業界ではなんとも理解不能なヘンテコ解釈が横行していて、これがとにかく気持ち悪い。たとえば第2主題のテンポはなんであんなに落ちるの? やってて気持ち悪くないんだろうか? イタリア・オペラ聴いたことないの? 

「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲を聴いたのは、たしか大学生の時。ええとですね、筋書きはいいと思いました・・・。歌劇としての総合評価に関して言えば自分的にはそこそこなのですが、音楽単体はというと、オーケストレーションも構成も和声も素人臭すぎて好きになれません。同世代イタリア・ヴェリズモで言えば、Leoncavalloの方がはるかに好きですわ。

社会人に入ってから、他の歌劇、たとえば「友人フリッツ」「イリス」「仮面」なども聴きますが、輸入盤で筋書きもろくにもわからず音楽だけ聴いたこともあり、興味を持てず。自分的にはこの先も低評価のままの予感。

笹崎の好きな曲Best5
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1. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 「お母さん、このお酒は強いね」あたりからは手に汗握りますね
2. 歌劇「仮面」序曲           覚えている曲なのでいちおう。個人的評価は「該当なし」に近いほど低い
3. 歌劇「友人フリッツ」間奏曲      同上
4. 該当なし               
5. 該当なし               

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「グロリア・ミサ」とか、ピアノ作品集とか、いちおう所持してはいるのですが。
「乙女の水浴」。題名のみそそられます。


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