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♪ 第79話 Mozart, Wolfgang Aamadeus [古典]

♪ Mozart,Wolfgang Amadeus (1756~1791 オーストリア) 管弦楽作品編

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. アイネ・クライネ・ナハトムジーク ★★★★★
2. 交響曲第40番          ★★★★★
3. 交響曲第41番「ジュピター」   ★★★★★
4. ピアノ協奏曲第20番       ★★★★
5. ディヴェルティメントK.136  ★★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)


ようやく来ましたねえ、Mozart。有名な曲も多いことだし、管弦楽系、室内楽・独奏曲系、歌劇・声楽曲系の3つに分けてお届けしますね。有名な曲の順序はこんなんでよいですかね。

初めて聴いたMozartの管弦楽作品、うーん、なんだろう。レコードは交響曲第35番、36番、40番、41番があったので、聴いていたことは間違いないですね。たしかワルターの演奏。オケはたぶんコロンビアの方かな。で、わりと覚えていたのが35番なんですねえ。次が36番。不思議だ。子供は有名度とはまったく関係なく心地よさを求めますからね。アイネクライネはいつ聴いたんだろう。謎。

高校生のときは興味が薄かったですね。2管編成で地味な印象。それでも有名な曲はいちおう聴きましたが。体育会的な音楽観からすると物足りない印象がありました。ヴァイオリン協奏曲第3番・第5番は練習用に弾いて遊んでましたが、やっぱり全体的には興味薄でありました。例外はクラリネット協奏曲。この曲だけはなぜか格別に好きだった。

大学時代に対位法や形式のことを多少勉強したとき、Mozartがなぜ素晴らしいと言われるか、その一端を見たのでありました。とくに交響曲第41番第4楽章コーダのあの有名な対位法が駆使される部分は、目から鱗でした。複雑であり、人工的に念入り
に書かれていながらも、あたかもはじめから宇宙の中に存在していたかのような自然さ。天才の成せる業ですねえ。

社会人になってからは、あんまりMozartの管弦楽作品の印象自体は変わらず。というか特定の数曲を除いて、最近Mozartへの愛好度が少しずつ低下しているような気がします。なんだろうね。天才の筆致は感じるんだけれど、ある種の当たり障りの
なさというか(特定の数曲除く)、あまりに簡素で美しすぎることで自分のような邪悪な心にはかえって深く突き刺さらないというか(特定の数曲除く)。世の音楽愛好家はどう感じているんでしょうか。


笹崎の好きな曲Best5
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1. 交響曲第41番「ジュピター」 終楽章のあの部分。複雑なのに、初めから宇宙に存在していたかのようだ
2. バセットクラリネット協奏曲  独奏パートはいまいちだと思っていたら別の人の編曲。復元された原曲で聴きませう
3. 交響曲第40番        第1楽章第1主題は、何度聴いてもほれぼれする。単純なのに
4. 交響曲第39番        3拍子、フラット3つ。すべてが3に支配される。意味深である
5. 交響曲第35番        なぜか子供の頃から好き

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交響曲ではほかに29番とか好きですね。ピアノ協奏曲は27・20・24・23番あたり。協奏曲は、独奏の入りの直前が好き。あまりにも自然なお約束ぶりがたまらない。


次回は、Mozart、室内楽・独奏曲編と歌劇・声楽曲編。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★                        ★
★       今月の正しい日本語        ★
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★      ×カモシカのような足        ★
★      ○カモシカの足のような足      ★
★                        ★
★                        ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ということは、角が生えてる、とかでしょうか。
こんなこと考えてるのは自分だけだろうと思ったら、ダウンタウンもネタにしてた。
しまった、パクリになってしまった。

では、また。



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♪ 第78話 Monteverdi, Claudio [ルネサンス]

♪ Monteverdi, Claudio (1567~1643 イタリア)

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 聖母マリアの夕べの祈り  ★★
2. 歌劇「オルフェオ」    ★★
3. マドリガーレ集      ★★
4. 歌劇「ウリッセの帰郷」  ★
5. 歌劇「ポッペアの戴冠」  ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)


社会人数年目、ミシェル・コルボに興味を持ちまして。はじめはHoneggerとかMartinとか近代声楽作品から入ったのですが、次第にMozartへ、さらにBachへ、それ以前へと、時代を遡っていくことになります。で、ついに名盤として誉れ高いMonteverdiのマドリガーレ選集6枚組を迷いつつ購入。当時の笹崎はバロック以前は苦手中の苦手でありまして。BachでぎりぎりというところをMonteverdiですからね。ということで、購入したものの、聴くのは後回し。

放っておくこと数ヶ月。笹崎は40度の高熱にうなされてすっ倒れ、ようやく熱が38度前後に落ち着いてきて音楽が聴ける状態になってきた時、なぜか「マドリガーレ選集を聴かなくちゃ」と思ったのです。そこで6枚組のCDを枕元に置き、1曲目から聴き出しました。「ありゃー、熱のせいで聴覚がおかしくなっちゃったかも」と心配するほど不協和に感じまして。おかしい、1600年代の音楽でこんな響きがするわけないよなあ。ああ、僕の音楽人生もこのたった1回の高熱のせいで終わりか・・・。

1曲目が終わったところで、気を取り直してもう一度聴き直し。やっぱりすごい不協和音。「もしかして、この時代にこんなすごい響きが存在したわけ? 」。3回くらい聴きましたかね。「いやー、これはすごいや、何ヶ月も放っておくんじゃないかった!」。

この1曲目はマドリガーレ第8巻「戦と愛のマドリガル集」に含まれる「ニンフの嘆き」という曲。このコルボの演奏、今でもたまに聴くのですが、そのたびに新鮮です。ほかにも、ほとんどオペラのような「タンクレディとクロリンダの戦い」や「他の人びとは愛の神について歌えばよい」「歌いつづける愛らしい小鳥」など、斬新な曲が多数含まれます。そういえば、この3曲もマドリガーレ第8巻に含まれていますね。

さあ、そうなると、ほかの曲も聴いてみなければ。コルボで出ているのは歌劇「オルフェオ」、「聖母マリアの夕べの祈り」「倫理的、宗教的な森」。すぐ購入して聴きました。いやいや、こんなおもしろい音楽があるんだったら、バロック以前はちょっとなんて敬遠せずに早く聴いとけばよかったですよ。とくに「聖母マリアの夕べの祈り」の中の「聖母マリアよ、われらのために祈りたまえ」によるソナタは大好きで、いつも涙が出ます。

その後は残りの歌劇のCDやピリオド楽器による演奏(ガーディナー多し)を少しずつ揃え、「聖母マリアの夕べの祈り」ってやっぱすげーなー、など感じつつ今日まで至っています。一度生演奏を聴かねばと思っています。



笹崎の好きな曲Best5
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1. 聖母マリアの夕べの祈り  サンターー・マリーーーアーーー(涙・・・)
2. マドリガーレ集第8巻   「タンクレディとクロリンダの戦い」など、今聴いても斬新
3. 歌劇「オルフェーオ」   序奏からすがすがしい
4. 倫理的・宗教的な森    譜面が欲しいのですが、高価すぎですね
5. 歌劇「ポッペアの戴冠」  歌劇の歴史において最初期作品の1つのはずなのに、とても新鮮

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今、いちばん興味のある古楽の作曲家です。ぜひ、先入観を持たずにお聴きください。
びっくりすること間違いなし。


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