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♪ 第81話 Mozart, Wolfgang Amadeus 歌劇・声楽作品編 [古典]

♪ Mozart, Wolfgang Amadeus (1756~1791 オーストリア) 歌劇・声楽作品編

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. レクイエム          ★★★★
2. 歌劇「魔笛」         ★★★
3. 歌劇「フィガロの結婚」    ★★★
4. アヴェ・ヴェルム・コルプス  ★★★
5. 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」  ★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メ
ジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)

実は、学生時代まではオペラにはかなり疎かったのですね。なので、Mozartのオペラ全曲を聴いたのは、大学のときではなかったかと思うのです。それも、「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「魔笛」くらい。各序曲は高校のときに聴き始めましたけれど。一般的に管弦楽から入るとこうなっちゃうのかしらね。

曲の一部で小中学校のときに知っていた曲はなかったんじゃないかな。「恋とはどんなものかしら」、うーん、これも大学だな。「ドン・ジョヴァンニのセレナーデ」、うーん、これもどうかな、高校のときかな。ということで、大学時代まではほとんどかかわ
りのなかった分野でした。「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」、「お手をどうぞ」、「地獄の復讐が私の心の中に」、・・・。もっと前から知っていてもよさそうなものなにねえ。

声楽曲の方はというと。レクイエムと高校時代に出合ったほかは、あとはほとんどが社会人になってからじゃないかな。ミサ・ハ短調、アヴェ・ヴェルム・コルプス、エクスルターテ・イウビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)、このあたりはエアチェックしていたと思いますが。

社会人になって、オペラのCDが買える金銭的余裕が多少できてから、カラヤンやベームの演奏で主要オペラや声楽曲を買い揃えていきました。楽しいじゃない。こんな世界があるんだったらもっと前から楽しんでればよかった。

その後、ガーディナー指揮による古楽器演奏のオペラや声楽曲と出合ったり、管弦楽伴奏のアリアとシェーナ、ピアノ伴奏歌曲など、一通りは聴いてきました。でも、最近はMozartをより好きになるというベクトルになぜかならないのです。特定の曲を除いてMozartに対する感心が薄れていることと連動している気がします。


笹崎の好きな曲Best5
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1. レクイエム         補筆部分は劣ると言われつつも、この曲の持つ霊感は神!
2. ミサ曲K.427      管弦楽や室内・独奏曲にはない「神の力」のような何かを感じます
3. 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 終幕は鬼気迫ります。短調のまま終わればいいのにと思うことも
4. 歌劇「フィガロの結婚」   これぞ、Mozart! 
5. 歌劇「魔笛」        筋書きはわけわからないのですが、好きなアリアがいっぱい。夜の女王!

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次点は歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」。ほかにはピアノ伴奏歌曲が結構好きだったりします。



次回は、MussorgskyとNielsen。


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★      今月の似て非なるもの        ★
★                        ★
★      ミートボールと肉球         ★
★                        ★
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肉球は俗称で、ほんとうは蹠球(しょきゅう)と言うらしい。
魅かれない名前だな、蹠球。
ちなみに英語ではpad。これも柔らかそうだけど、もう一歩だな。
ニクキュ~・LOVE。


では、また。


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♪ 第80話 Mozart, Wolfgang Amadeus 室内楽・独奏曲編 [古典]

♪ Mozart, Wolfgang Amadeus (1756~1791 オーストリア) 室内楽・独奏曲編

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. トルコ行進曲         ★★★★★
2. ピアノ・ソナタ第15番    ★★★★
3. ピアノ・ソナタ第8番     ★★★★
4. ピアノ・ソナタ第10番    ★★★
5. きらきら星変奏曲       ★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)


最近、笹崎的にはMozartを演奏する行為について、こんなイメージを持っています。「平均台の上で、それと感じさせずに優美に演技することと似ている」。音の高さとタイミングがあっていれば音楽として十分と思っているうちは、Mozartって簡単なんですよね。僕もそういう時代、確かにありました。音取りだけだったらけっこう簡単だしね。でも、それが平均台の上で絶妙なバランスの上に成り立たなければならないことがわかったとたん、演奏することが怖くなる。Mozartに限らないけれど、音楽はここから先がたいへんですね。

平均台と違うのは、演奏者も聞き手も平均台に気付かないうちは平均台を認識しなくて済むことと、平均台から落ちてもとりあえず身体的に痛くはないこと(笑 ほんとは精神的に痛いはずだが・・・落ちている人には自覚症状がないのが、かえって厄介である)。自分は最近、やっと怖くなくなりつつあるかも(ピアノの話ね)。

マンドリン業界では平均台に気が付いている人がほとんどいないので、僕から見るとあちゃーと思うことは多いですね。「そこ、平均台に乗るどころか頭ぶつかってますよー、骨折れてますよー」と言いたくなることがしばしば。

さて、本題の歴史。この分野で言うと、初めて出合った曲はトルコ行進曲じゃないかしら。「母と子のなんちゃらピアノ音楽」みたいなレコードにも、この曲は入っていたと思います。幼稚園か小学校の時に全音ピアノピースで出ていたものを買ってもらったことは覚えてるんだよな。あとは、「きらきら星変奏曲」「幻想曲・ニ短調」、このあたりの全音ピースで出ている作品。次は、ソナチネ・アルバムにピアノ・ソナタがいくつか収録されていて、小学校低学年の時にピアノのレッスンで習ったので、このあたりですね。K.330ハ長調(第8番)はそれなりに気に入ってました。そして、小学校高学年のピアノのレッスンはソナタに進んで、K.545ハ長調(15番)、K.283ト長調(5番)、K.280ヘ長調(第2番)、K.332ヘ長調(K.12番)あたりと出合います。まあ、でも、人というのは、レッスンだと興味があまり持てないものでして。均整のとれた曲を目の前にすると、やんちゃもしたくなる年頃なわけよ。

中学校の頃は、記憶なし。あんまりMozart弾かなかった気がします。

高校に入って、ようやくMozartのピアノ・ソナタの譜面を全部揃えたと思います。でも、あんまり弾かなかったんじゃないかな。体育会的な音楽観の中では、Mozartは地味すぎるので。高校時代で覚えているのは、クラリネット五重奏曲を聴いて感動したこと。珍しいよね、この時期に室内楽に興味を持つなんて。

大学時代に対位法や形式のことを多少勉強したとき、管弦楽曲同様、面白さを感じたものです。ヴァイオリン・ソナタを全曲エア・チェックしたはずですが、あんまり記憶にないのはなぜ? 

大学時代後半から社会人初めの頃にかけて、ようやく室内楽曲をいろいろ聴き始めます。弦楽五重奏曲第3番・第4番、後期の弦楽四重奏などなど。このへん、面白いですよね。Mozartを聴く楽しみがようやく分かってきたのがこの頃。

いつだったか、バセットクラリネットの演奏でクラリネット五重奏曲を聴きまして。これが目から鱗。たしかに、クラリネットのパートは低音域が出ないから無理やり書いた感じのするところが何箇所かあって、気にはなっていたんですよね。ちょうど、この楽器で演奏することで原曲の姿を取り戻そうという試みがなされはじめた音楽界の動きと重なったのが幸いしました。バセットクラリネット五重奏曲は、一気にあらゆる楽曲の中でもっとも好きな曲の1つへと格上げ。

さて、その後は、まったりとしたMozartとのかかわりが続いています。管弦楽分野と同様、特定の曲への愛好度は変わらず、それ以外の曲への興味関心はそれほどでもなくなってきている、という状況であります。


笹崎の好きな曲Best5
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1. バセットクラリネット五重奏曲        あらゆる楽曲の中でもっとも好きな曲の1つ
2. ピアノ・ソナタ第17番           天才を感じますね。意外と弾きにくいですが
3. ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」 とくに第1楽章の変奏曲が好き
4. ピアノ・ソナタ第10番           第1楽章をよく見ると小技がさりげなくまぶされているのがわかる
5. ピアノ・ソナタ第8番            14番と並んで数少ない短調のピアノ・ソナタ

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次点がヴァイオリン・ソナタ第34番K.378。いつ出合ったかも覚えていませんが、とくにこの第1楽章は美しいと思います。


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