ささざきの歴史2
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/
愛のミュージシャン、ささざきゆづるが綴る壮大な音楽体験!弟子のはむらぼが師匠に代わって投稿しています。
hamulabo
2008-07-19T00:10:00+09:00
ja
-
♪ 第87話 Paganini, Niccolo
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2008-07-19-2
♪ Paganini, Niccolo (1782~1840 イタリア)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 24の奇想曲より第24番 ★★★★2. ヴァイオリン協奏曲第2番より「鐘」 ★★★★3. ヴァイオリン協奏曲第1番 ★★★4. 24の奇想曲 ★★★5. 無窮動 ★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)中学生の頃までに、Liszt編曲の「鐘(ラ・カンパネラ)」や奇想曲第24番の旋律くらいは聴いたことがあるのですが、「鐘(ラ・カンパネラ)」はPaganiniというよりLisztとしての認識しかなかったこともあり、Paganiniに関してはほとんど印象なし。高校の時に、ヨーヨー・マの演奏でモーセ幻想曲と奇想曲抜粋のエアチェックをしたのが、Paganiniの最初の印象。ヴァイオリンでさえ超絶難易度が高いはずなのに、なんでチェロで口をあけて(失礼!)楽々と弾けるのか! チェロによる超絶Paganiniは、当時の体育会系音楽観と見事にマッチしたのでした。ああいう中国雑技団みたいなのって、あこがれる時期、絶対あるよね(マンドリン業界では何十年たってもこの世界からの価値観が転換できない人が多数いて、萎えますが・・・)。早速「ヴァイオリン協奏曲第1番」、「24の奇想曲」の譜面を購入してマンドリンで練習。でも、指が小さくて10度とか届かないのでした。しかもマンドリンはハイポジもハーモニクスも鳴らないし。その後、あっという間に飽きてしまい、指慣らしの曲として定着。技巧の難しさとは逆に、音楽としてはこの上なくシンプルにできているのですね。そのあたりが自分が飽きる理由でもあるのですが、一方で旋律素材として考えたときには、なんとも屈託のない魅力があるようにも思います。だからこそ、Lisztをはじめ、「パガニーニの主題による●●」のような曲が多数生まれるのかも。家に音源があるだけで20曲以上。他の作曲家を触発する魅力があることを証明していますね。マンドリンでは、似た傾向のサーカス作曲家としてCalaceやMunierなんかがいるわけですけれど、こっちはなんで魅力を感じないのでしょうかね。中国雑技団的に中途半端だからでしょうか。いやー、それだけ..
ロマン
hamulabo
2008-07-19T00:10:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 24の奇想曲より第24番 ★★★★
2. ヴァイオリン協奏曲第2番より「鐘」 ★★★★
3. ヴァイオリン協奏曲第1番 ★★★
4. 24の奇想曲 ★★★
5. 無窮動 ★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
中学生の頃までに、Liszt編曲の「鐘(ラ・カンパネラ)」や奇想曲第24番の旋律くらいは聴いたことがあるのですが、「鐘(ラ・カンパネラ)」はPaganiniというよりLisztとしての認識しかなかったこともあり、Paganiniに関してはほとんど印象なし。
高校の時に、ヨーヨー・マの演奏でモーセ幻想曲と奇想曲抜粋のエアチェックをしたのが、Paganiniの最初の印象。ヴァイオリンでさえ超絶難易度が高いはずなのに、なんでチェロで口をあけて(失礼!)楽々と弾けるのか! チェロによる超絶Paganiniは、当時の体育会系音楽観と見事にマッチしたのでした。ああいう中国雑技団みたいなのって、あこがれる時期、絶対あるよね(マンドリン業界では何十年たってもこの世界からの価値観が転換できない人が多数いて、萎えますが・・・)。早速「ヴァイオリン協奏曲第1番」、「24の奇想曲」の譜面を購入してマンドリンで練習。でも、指が小さくて10度とか届かないのでした。しかもマンドリンはハイポジもハーモニクスも鳴らないし。
その後、あっという間に飽きてしまい、指慣らしの曲として定着。
技巧の難しさとは逆に、音楽としてはこの上なくシンプルにできているのですね。そのあたりが自分が飽きる理由でもあるのですが、一方で旋律素材として考えたときには、なんとも屈託のない魅力があるようにも思います。だからこそ、Lisztをはじめ、「パガニーニの主題による●●」のような曲が多数生まれるのかも。家に音源があるだけで20曲以上。他の作曲家を触発する魅力があることを証明していますね。
マンドリンでは、似た傾向のサーカス作曲家としてCalaceやMunierなんかがいるわけですけれど、こっちはなんで魅力を感じないのでしょうかね。中国雑技団的に中途半端だからでしょうか。いやー、それだけでもないな。個人的に旋律そのものに羞恥心を感じることが多いのですが、それですかね。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. モーセ幻想曲 これは楽しいのでは
2. ヴァイオリン協奏曲第1番 ストレートでわかりやすい超絶技巧
3. 無窮動 このアイデアの単純さがよいのかも。「常動曲」とは違う曲
4. 24の奇想曲 全曲聴く気は起きないのだが、素材として面白い
5. ネル・コル・ピウ序奏と変奏曲 ここまで超絶だと、それはそれで
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ヴァイオリンの胸のすくような超絶快演、ってそういえば、最近聴きませんね。
ピアノのアムランみたいな人がそろそろ出てもいい気がします。
おまけ。Paganiniにちなんだ曲、好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. Blacher/パガニーニの主題による変奏曲 これは楽しい!
2. Rachmaninov/パガニーニの主題による変奏曲 思ったより手の込んだことをしているのですね
3. 一柳慧/パガニーニ・パーソナル マリンバとピアのためのすごい作品
4. Liszt/パガニーニ大練習曲 「ラ・カンパネラ」を含む。基本アイテム
5. Lutoslawski/パガニーニの主題による変奏曲 2台のピアノのための超絶作品
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
次点がSchnittkeの「ア・パガニーニ」。これもまた面白い。
次回は、PendereckiとPoulenc。
Pizzetti書こうと思ったけれど、
ヴァイオリン・ソナタとレクイエムくらいについてしか書けないや。
チェロ・ソナタの音源が見つからない! 譜面を見る限りすごい名曲のはずなのに。
Piazzollaもパスで。Pierneも・・・
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の古代米 ★
★ ★
★ 縄文時代の、というとありがたいが、 ★
★ 2~3年前の、というとありがたくない ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
それは古代米ではなく、古米と言う。
最近、増えてきましたね。古代米のお店。けっこう好き。
では、また。
]]>
-
♪ 第86話 Paert, Arvo
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2008-07-19-1
♪ Paert, Arvo (1935~ エストニア)♪独断で決めつける有名な曲Best51. タブラ・ラサ ★2. ヨハネ受難曲 ★3. フラトレス ★4. ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌 ★5. アルボス ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)うーんと、どの曲が有名なんだか。はじめてのPaert体験がいつだったかは忘れてしまったのですが、きっと大学時代の最後の方でしょう。「スターバト・マーテル」や「アルボス」などの作品集のレコード(まだCDじゃなかったと思う)が出て、それをエアチェックしたのが最初と思われます。そのときは、平和な感じだねー、くらいしか印象はなし。すぐに「タブラ・ラサ」を聞きます。これがインパクトが強くてですね。第1楽章冒頭の4オクターブ差のヴァイオリンのA音の強奏。プリペアド・ピアノの強烈な低音イ短調和音の響き。そして、どうやら数学的(というより算数的)に構成されていることもわかってきます。省略して簡単に書くと、音符のある拍が規則的に増え、休符の拍が次第に規則的に短縮されていき、休符が計算上0になるはずのところでカデンツァが始まるのですね。「タブラ・ラサ」の譜面を購入して、第1楽章よりも第2楽章の方にびっくり。弦楽のパートは音階をゆっくり演奏。しばらく上昇音階を演奏して、それから下降し、下がりきると上昇(内声は同様にD→F→Aといった動きで上昇下降を繰り返す)。こんな基礎練のような譜面の組み合わせで美しい音楽ができてしまうとは。それ以降、Paertの作品は見つけるごとにCDを購入していましたが、そのうちだんだん印象が薄くなってきてしまい。最近は演奏家によっては、くらいの購入度になっています。確かに静かできれいなのだけれど、今のところ安定した書法すぎて、新しい曲への期待感という意味ではそれほどでもなかったり、ということなのかも。でもいつか問題作が生まれ出たりして。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪1. タブラ・ラサ この曲の印象が自分には強烈だった2. ヨハネ受難曲 全曲約75分の最後の最..
現代
hamulabo
2008-07-19T00:00:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. タブラ・ラサ ★
2. ヨハネ受難曲 ★
3. フラトレス ★
4. ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌 ★
5. アルボス ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
うーんと、どの曲が有名なんだか。
はじめてのPaert体験がいつだったかは忘れてしまったのですが、きっと大学時代の最後の方でしょう。「スターバト・マーテル」や「アルボス」などの作品集のレコード(まだCDじゃなかったと思う)が出て、それをエアチェックしたのが最初と思われます。そのときは、平和な感じだねー、くらいしか印象はなし。
すぐに「タブラ・ラサ」を聞きます。これがインパクトが強くてですね。第1楽章冒頭の4オクターブ差のヴァイオリンのA音の強奏。プリペアド・ピアノの強烈な低音イ短調和音の響き。そして、どうやら数学的(というより算数的)に構成されていることもわかってきます。省略して簡単に書くと、音符のある拍が規則的に増え、休符の拍が次第に規則的に短縮されていき、休符が計算上0になるはずのところでカデンツァが始まるのですね。
「タブラ・ラサ」の譜面を購入して、第1楽章よりも第2楽章の方にびっくり。弦楽のパートは音階をゆっくり演奏。しばらく上昇音階を演奏して、それから下降し、下がりきると上昇(内声は同様にD→F→Aといった動きで上昇下降を繰り返す)。こんな基礎練のような譜面の組み合わせで美しい音楽ができてしまうとは。
それ以降、Paertの作品は見つけるごとにCDを購入していましたが、そのうちだんだん印象が薄くなってきてしまい。最近は演奏家によっては、くらいの購入度になっています。確かに静かできれいなのだけれど、今のところ安定した書法すぎて、新しい曲への期待感という意味ではそれほどでもなかったり、ということなのかも。でもいつか問題作が生まれ出たりして。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. タブラ・ラサ この曲の印象が自分には強烈だった
2. ヨハネ受難曲 全曲約75分の最後の最後で何かが起こる
3. フラトレス さまざま楽器編成の編曲があるが、ヴァイオリンとピアノの版が好き
4. 鏡の中の鏡 この曲はよく演奏して遊びます
5. スターバト・マーテル 単純で清楚な時間が流れるのです
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
でも、こういう中世・ルネッサンスに戻ったかのような静かで平安な響きは、現代の慌しい世の中への反動としての存在感を感じたりもするんですね。
]]>
-
♪ 第85話 Orff, Carl
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2008-05-02-2
♪ Orff, Carl (1895~1982 ドイツ)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 世俗の賛歌「カルミナ・ブラーナ」 ★★★2. 劇的演技「カトゥーリ・カルミナ」 ★3. 劇的コンチェルト「アフロディーテの勝利」 ★4. 該当なし5. 該当なし(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)カルミナに始まりカルミナに尽きる感のあるOrff。笹崎が「カルミナ・ブラーナ」を初めて聴いたのは、これまた上野文化会館の音楽資料室。高校2年のときだったかな、3年のときだったかな。あまりの単刀直入さに、「なんだかな~」と思ったことを覚えています。それ以降も正直あまり興味を持てず、新たに聴いてみる曲数もスローペースで推移。結局、その傾向は今まで変わることなく現在に至っています。わかりやすく野蛮なリズム、単純な旋律と和声、18禁な歌詞、わんさか入る打楽器などなど、ウケる理由はだいたい想像がつきます。ですが、何でだろうなあ。嫌いというほどではないけれど、自分にはあまり興味が持てないのです。ということで、Orffで興味があるのは、曲そのものよりも「空耳」関係(笑)。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪1. 世俗の賛歌「カルミナ・ブラーナ」 第21・24曲あたりは嫌いではないのですが2. すみません・・・3. すみません・・・4. すみません・・・5. すみません・・・♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪いや、音源はそれなりにあるんですよ。オペラとか、ほかの大規模声楽作品とか。次回は、PaganiniとPaertの予定。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ★★ 今月の肯定 ★★ ★★ 「きれいなお姉さんは好きですか」のCMに、 ★★ 「はい」と心の中でつぶやいてしまう ★★ ★★ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★..
現代
hamulabo
2008-05-02T00:10:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 世俗の賛歌「カルミナ・ブラーナ」 ★★★
2. 劇的演技「カトゥーリ・カルミナ」 ★
3. 劇的コンチェルト「アフロディーテの勝利」 ★
4. 該当なし
5. 該当なし
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
カルミナに始まりカルミナに尽きる感のあるOrff。笹崎が「カルミナ・ブラーナ」を初めて聴いたのは、これまた上野文化会館の音楽資料室。高校2年のときだったかな、3年のときだったかな。あまりの単刀直入さに、「なんだかな~」と思ったことを覚えています。
それ以降も正直あまり興味を持てず、新たに聴いてみる曲数もスローペースで推移。結局、その傾向は今まで変わることなく現在に至っています。
わかりやすく野蛮なリズム、単純な旋律と和声、18禁な歌詞、わんさか入る打楽器などなど、ウケる理由はだいたい想像がつきます。ですが、何でだろうなあ。嫌いというほどではないけれど、自分にはあまり興味が持てないのです。
ということで、Orffで興味があるのは、曲そのものよりも「空耳」関係(笑)。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 世俗の賛歌「カルミナ・ブラーナ」 第21・24曲あたりは嫌いではないのですが
2. すみません・・・
3. すみません・・・
4. すみません・・・
5. すみません・・・
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
いや、音源はそれなりにあるんですよ。オペラとか、ほかの大規模声楽作品とか。
次回は、PaganiniとPaertの予定。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の肯定 ★
★ ★
★ 「きれいなお姉さんは好きですか」のCMに、 ★
★ 「はい」と心の中でつぶやいてしまう ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
世の中の男性のほとんどはきっと同じ脊髄反射をするのだろう。違うとは言わせない。
では、また。
]]>
-
♪ 第84話 Ohana, Maurice
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2008-05-02-1
♪ Ohana, Maurice (1914~1992 フランス)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 10弦ギターのための「ティエント」 ★2. チェンバロのための「ワンバ」「コンガ」 ★3. チェンバロのための「そう、タンゴ」 ★4. 該当なし5. 該当なし(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)有名な曲、やっぱり無理やり挙げた感がありますかね。ほんとうは該当なしかも。さて、スペインの現代作曲家、Maurice Ohana。カサブランカ生まれ、スペイン人とイギリス人の混血だそうです。モーリス・オアナと読みます。モーリスであって、ユーイチではありません、業界の皆様。初めてのOhana体験は、エアチェック。高校か大学のときに「3つのグラフィック」を聴いた記録があります。ギター協奏曲ですが、全然覚えていないぞ。社会人になってから、10弦ギターのための作品やチェンバロ作品、チターを含んだ作品など、さまざまな出合いがありました。とくにチターやチェンバロなど撥弦楽器・鍵盤楽器を使った色彩的な作品が面白いですね。とくにチターの微分音はくらくらきます。微分音のくせに不思議と不協和な感じがしないし(でも軽い脳内パニックが起きて楽しい)。ギターの使い方も面白いです。10弦ギターって、普通、下の4本の弦は共鳴させるだけなんですが、この作曲家の作品の場合は全部弾くのですね。その音がまた妖しすぎ。金属打楽器の使い方や色彩感の出し方をはじめ、僕がオーケストレーションを参考にした作曲家の1人であります。この透明な妖しさは、ほかの作曲家にはない特徴ですな。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪1. クロード・ドビュッシーのトンボー ソプラノ、ピアノ、チターと室内オーケストラのための。チターがのっけから強烈な微分音でくらくら2. ミサ曲 金属系打楽器と合唱の独特な響きが素敵。ソプラノとメゾソプラノが微分音でゆっくり近づくところなど妖しさ満点3. サイン 編成はフルート、ピアノ、チター、4人の打楽器奏者。チターの妖しい音程がたまらない4. 10弦ギターのための「朝日が昇ったら」..
現代
hamulabo
2008-05-02T00:00:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 10弦ギターのための「ティエント」 ★
2. チェンバロのための「ワンバ」「コンガ」 ★
3. チェンバロのための「そう、タンゴ」 ★
4. 該当なし
5. 該当なし
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
有名な曲、やっぱり無理やり挙げた感がありますかね。ほんとうは該当なしかも。
さて、スペインの現代作曲家、Maurice Ohana。カサブランカ生まれ、スペイン人とイギリス人の混血だそうです。モーリス・オアナと読みます。モーリスであって、ユーイチではありません、業界の皆様。
初めてのOhana体験は、エアチェック。高校か大学のときに「3つのグラフィック」を聴いた記録があります。ギター協奏曲ですが、全然覚えていないぞ。
社会人になってから、10弦ギターのための作品やチェンバロ作品、チターを含んだ作品など、さまざまな出合いがありました。
とくにチターやチェンバロなど撥弦楽器・鍵盤楽器を使った色彩的な作品が面白いですね。とくにチターの微分音はくらくらきます。微分音のくせに不思議と不協和な感じがしないし(でも軽い脳内パニックが起きて楽しい)。ギターの使い方も面白いです。1
0弦ギターって、普通、下の4本の弦は共鳴させるだけなんですが、この作曲家の作品の場合は全部弾くのですね。その音がまた妖しすぎ。
金属打楽器の使い方や色彩感の出し方をはじめ、僕がオーケストレーションを参考にした作曲家の1人であります。この透明な妖しさは、ほかの作曲家にはない特徴ですな。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. クロード・ドビュッシーのトンボー ソプラノ、ピアノ、チターと室内オーケストラのための。チターがのっけから強烈な微分音でくらくら
2. ミサ曲 金属系打楽器と合唱の独特な響きが素敵。ソプラノとメゾソプラノが微分音でゆっくり近づくところなど妖しさ満点
3. サイン 編成はフルート、ピアノ、チター、4人の打楽器奏者。チターの妖しい音程がたまらない
4. 10弦ギターのための「朝日が昇ったら」 10弦ギターの妖しさといったら
5. チェンバロのための「コンガ」 チェンバロ曲の中では個人的にこれがいちばん好きかな
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
どれを順番上にするかなんて、この作曲家の場合意味がなさそうです。個々の作品というよりも作曲家が好きなんだろうな。
上記に出てきた作品のほかにも、2台のピアノ・4人の打楽器奏者と管弦楽のための「シナクシス」、クラヴサン・オーボエとホルンのための三重奏曲「聖なるイルクス」、10弦ギターのための「月時計」、チェンバロのための「夜と昼の全時祷のための鐘」をお薦めしておきましょう。
]]>
-
♪ 第83話 Nielsen, Carl August
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2008-01-09-2
♪ Nielsen, Carl August (1865~1931 デンマーク)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 交響曲第4番「不滅」 ★★★2. 交響曲第5番 ★★3. 小組曲 ★★4. 交響曲第2番「四つの気質」 ★5. クラリネット協奏曲 ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)そこそこ名が通っている作曲家で、さっぱり好きになれない作曲家が数人います。その数少ない1人がこのNielsen。はじめてNielsenの作品を聴いたのは、交響曲第4番。たぶん高校時代最後か大学時代初期だと思います。「不滅」というタイトルに魅かれたのだと思いますが(ほんとうは「消し難きもの」くらいの意味)、2台のティンパニの超絶技巧くらいしか印象に残らず。木管五重奏曲、「かいなきセレナード」などエアチェックしたものの、これまた印象に残らず。弦楽合奏ということで、作品1の「小組曲」も聴きましたが、特に・・・。社会人になって、交響曲の譜面とCDを一通り揃え、協奏曲もだいたい揃え、最近歌劇もピアノ曲もCD購入してみて、と、そこそこ数は聴いているつもりなのですが、一向に好きになれる気配がありません。現在のところ、「身の丈を超えて背伸びしすぎて書いたような印象で、結果、自然な感じがしない」というのが個人的な所感。がんばって書いた感じはするのです。でも、そこここに目立つ実験的な和声、独自なオーケストレーションなどが、まったく板についていない感じが・・・。結果、自分としては心から共感できない。ここが、自分の中では同じ北欧のSibeliusとの決定的な違いとなっています。もっと聴きこめば面白さがじわじわわかってくるのか、ほかの隠れた名曲を教えていただいて聴いた方がいいのか、そもそも自分に合わないだけなのか。今までNielsenファンなる人に1人も出会ったことがないのですが、いらっしゃったらぜひご意見をお伺いしてみたいものです。以上でございます。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪1. 交響曲第5番 中ではまだこれがよいような・・・2. 交響曲第4番 ティンパニしか・・・3. 該当なし4...
近代
hamulabo
2008-01-09T00:10:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 交響曲第4番「不滅」 ★★★
2. 交響曲第5番 ★★
3. 小組曲 ★★
4. 交響曲第2番「四つの気質」 ★
5. クラリネット協奏曲 ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
そこそこ名が通っている作曲家で、さっぱり好きになれない作曲家が数人います。その数少ない1人がこのNielsen。
はじめてNielsenの作品を聴いたのは、交響曲第4番。たぶん高校時代最後か大学時代初期だと思います。「不滅」というタイトルに魅かれたのだと思いますが(ほんとうは「消し難きもの」くらいの意味)、2台のティンパニの超絶技巧くらいしか印象に残らず。木管五重奏曲、「かいなきセレナード」などエアチェックしたものの、これまた印象に残らず。弦楽合奏ということで、作品1の「小組曲」も聴きましたが、特に・・・。
社会人になって、交響曲の譜面とCDを一通り揃え、協奏曲もだいたい揃え、最近歌劇もピアノ曲もCD購入してみて、と、そこそこ数は聴いているつもりなのですが、一向に好きになれる気配がありません。
現在のところ、「身の丈を超えて背伸びしすぎて書いたような印象で、結果、自然な感じがしない」というのが個人的な所感。がんばって書いた感じはするのです。でも、そこここに目立つ実験的な和声、独自なオーケストレーションなどが、まったく板についていない感じが・・・。結果、自分としては心から共感できない。ここが、自分の中では同じ北欧のSibeliusとの決定的な違いとなっています。
もっと聴きこめば面白さがじわじわわかってくるのか、ほかの隠れた名曲を教えていただいて聴いた方がいいのか、そもそも自分に合わないだけなのか。今までNielsenファンなる人に1人も出会ったことがないのですが、いらっしゃったらぜひご意見をお伺いしてみたいものです。
以上でございます。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 交響曲第5番 中ではまだこれがよいような・・・
2. 交響曲第4番 ティンパニしか・・・
3. 該当なし
4. 該当なし
5. 該当なし
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
歌劇「仮面舞踏会」は意外とすんなり聴けた記憶があるけれど、1度しか聴いてないし、譜面持っていないのでランク外。
次回は、OhanaとOrff。Nonoはパスで・・・。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の国際ニュース ★
★ ★
★ 「温家宝」というテロップを見ると ★
★ 何やらおいしそうなイメージがふくらむ ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
八宝菜みたいな・・・。自分だけでしょうか。
では、また。
]]>
-
♪ 第82話 Mussorgsky, Modest Petrovich
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2008-01-09-1
♪ Mussorgsky, Modest Petrovich (1839~1881 ロシア)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 展覧会の絵 ★★★★★2. 交響詩「禿山の一夜」 ★★★★3. 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」 ★★4. 歌曲集「死の歌と踊り」 ★★5. 蚤の歌 ★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)展覧会の絵、禿山の一夜、この2曲はレコードで所持していたのですが、幼年時代に聴いた記憶はなし。怖い曲だったからかけてくれなかったのかも。唯一幼年時代に聴いた記憶が残っているのは「卵の殻をつけたひよこの踊り」。これまた「母と子のなんちゃら」に収録されていたものです。そんなわけで主要管弦楽曲をまともに聴いたのは、高校生になってから。金管炸裂、打楽器どがしゃーん、と体育会的な曲なので、けっこう気に入ったのを覚えています。高校時代に、何かの歌曲(たぶん「蚤の歌」)の伴奏をしたはずなのですが、あんまり記憶なし。そういえば「展覧会の絵」のピアノ版はいつから弾いてたんだろう。記憶なし。大学時代は、次第に飽きていったような。うーん、あんまり記憶なし。「展覧会の絵」のStokowski編曲版に出合ったのはたぶんこの頃。ちょっと面白いと思った記憶が少々。ちなみにRavel編曲版には、当時から違和感を感じていました。あんな華麗な色彩じゃないよ。Mussorgskyに興味を持ったのは、「禿山の一夜」の原典版を聴いたこと。今まで聴いていた以上にグロテスクで、真に迫る表現力を感じたのです。今まで聴いていたRimsky-Korsakv版のMussorgskyって何だったのだろう、そのくらい衝撃的でした。そして聴いたのが、歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」。これもやっぱり原典版の方がすさまじくて面白い。時代を完全に超えて独自の怪奇世界へと突き進んでしまったアル中作曲家の本領を垣間見たような感じがしました。この瞬間、同時代ロシアの作曲家の中ではもっとも興味深い作曲家へとランクアップ。Rimsky-Korsakovによって形式も和声も整理された楽曲は、それはそれで当時の人々に受け入れられるためにはきっと必要だったのでしょう。でもね、Mussorgskyの毒気が43%くらい..
ロマン
hamulabo
2008-01-09T00:00:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 展覧会の絵 ★★★★★
2. 交響詩「禿山の一夜」 ★★★★
3. 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」 ★★
4. 歌曲集「死の歌と踊り」 ★★
5. 蚤の歌 ★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
展覧会の絵、禿山の一夜、この2曲はレコードで所持していたのですが、幼年時代に聴いた記憶はなし。怖い曲だったからかけてくれなかったのかも。唯一幼年時代に聴いた記憶が残っているのは「卵の殻をつけたひよこの踊り」。これまた「母と子のなんちゃら」に収録されていたものです。
そんなわけで主要管弦楽曲をまともに聴いたのは、高校生になってから。金管炸裂、打楽器どがしゃーん、と体育会的な曲なので、けっこう気に入ったのを覚えています。高校時代に、何かの歌曲(たぶん「蚤の歌」)の伴奏をしたはずなのですが、あんまり記憶なし。そういえば「展覧会の絵」のピアノ版はいつから弾いてたんだろう。記憶なし。
大学時代は、次第に飽きていったような。うーん、あんまり記憶なし。「展覧会の絵」のStokowski編曲版に出合ったのはたぶんこの頃。ちょっと面白いと思った記憶が少々。ちなみにRavel編曲版には、当時から違和感を感じていました。あんな華麗な色彩じゃないよ。
Mussorgskyに興味を持ったのは、「禿山の一夜」の原典版を聴いたこと。今まで聴いていた以上にグロテスクで、真に迫る表現力を感じたのです。今まで聴いていたRimsky-Korsakv版のMussorgskyって何だったのだろう、そのくらい衝撃的でした。
そして聴いたのが、歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」。これもやっぱり原典版の方がすさまじくて面白い。時代を完全に超えて独自の怪奇世界へと突き進んでしまったアル中作曲家の本領を垣間見たような感じがしました。この瞬間、同時代ロシアの作曲家の中ではもっとも興味深い作曲家へとランクアップ。
Rimsky-Korsakovによって形式も和声も整理された楽曲は、それはそれで当時の人々に受け入れられるためにはきっと必要だったのでしょう。でもね、Mussorgskyの毒気が43%くらいに薄まってしまって、原曲を聴いてしまった今は、自分には面白さをそれほど感じられないのですよ。
Mussorgskyの毒気。それは自分の頭の中で、画家フランシスコ・デ・ゴヤの晩年のグロテスクな作品群(「黒い絵」など)となぜかシンクロしたまま、今日まで至っています。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」 独自の暗黒世界が広がる超名作。だが万人にはお薦めできないような気がする
2. 禿山の一夜(原典版) 真に迫るグロテスクさ。Rimsky-Korsakv版はなんだったの?
3. 展覧会の絵 キエフ以外はけっこう好きなのですが。やっぱ、ああするしかなかったのかな
4. 歌曲集「死の歌と踊り」 こわいよー。オケ伴編曲もいくつかあるけれど、その中ではAho版が好き
5. 蚤の歌 何かが狂っていてすばらしい
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
実は、「展覧会の絵」の編曲版は、どれもあまり好きではないのです。オーケストラ版だけでも、Ravel、Stokowski、Funtek、Gortchakov、Cailliet、Smetacek、Julian Yu、Ashkenazyのものを持っているのですが。ロシア民族楽器のための編曲版など、へんてこな編成のものも多数。でも、Naumoffによるピアノ協奏曲版が面白かったくらいで、あとはちょっと。
]]>
-
♪ 第81話 Mozart, Wolfgang Amadeus 歌劇・声楽作品編
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-11-13-02
♪ Mozart, Wolfgang Amadeus (1756~1791 オーストリア) 歌劇・声楽作品編♪独断で決めつける有名な曲Best51. レクイエム ★★★★2. 歌劇「魔笛」 ★★★3. 歌劇「フィガロの結婚」 ★★★4. アヴェ・ヴェルム・コルプス ★★★5. 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 ★★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)実は、学生時代まではオペラにはかなり疎かったのですね。なので、Mozartのオペラ全曲を聴いたのは、大学のときではなかったかと思うのです。それも、「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「魔笛」くらい。各序曲は高校のときに聴き始めましたけれど。一般的に管弦楽から入るとこうなっちゃうのかしらね。曲の一部で小中学校のときに知っていた曲はなかったんじゃないかな。「恋とはどんなものかしら」、うーん、これも大学だな。「ドン・ジョヴァンニのセレナーデ」、うーん、これもどうかな、高校のときかな。ということで、大学時代まではほとんどかかわりのなかった分野でした。「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」、「お手をどうぞ」、「地獄の復讐が私の心の中に」、・・・。もっと前から知っていてもよさそうなものなにねえ。声楽曲の方はというと。レクイエムと高校時代に出合ったほかは、あとはほとんどが社会人になってからじゃないかな。ミサ・ハ短調、アヴェ・ヴェルム・コルプス、エクスルターテ・イウビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)、このあたりはエアチェックしていたと思いますが。社会人になって、オペラのCDが買える金銭的余裕が多少できてから、カラヤンやベームの演奏で主要オペラや声楽曲を買い揃えていきました。楽しいじゃない。こんな世界があるんだったらもっと前から楽しんでればよかった。その後、ガーディナー指揮による古楽器演奏のオペラや声楽曲と出合ったり、管弦楽伴奏のアリアとシェーナ、ピアノ伴奏歌曲など、一通りは聴いてきました。でも、最近はMozartをより好きになるというベクトルになぜかならないのです。特定の曲を除いてMozartに対する感心が薄れていることと連動している気がします。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪..
古典
hamulabo
2007-11-13T00:10:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. レクイエム ★★★★
2. 歌劇「魔笛」 ★★★
3. 歌劇「フィガロの結婚」 ★★★
4. アヴェ・ヴェルム・コルプス ★★★
5. 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 ★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メ
ジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
実は、学生時代まではオペラにはかなり疎かったのですね。なので、Mozartのオペラ全曲を聴いたのは、大学のときではなかったかと思うのです。それも、「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「魔笛」くらい。各序曲は高校のときに聴き始めましたけれど。一般的に管弦楽から入るとこうなっちゃうのかしらね。
曲の一部で小中学校のときに知っていた曲はなかったんじゃないかな。「恋とはどんなものかしら」、うーん、これも大学だな。「ドン・ジョヴァンニのセレナーデ」、うーん、これもどうかな、高校のときかな。ということで、大学時代まではほとんどかかわ
りのなかった分野でした。「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」、「お手をどうぞ」、「地獄の復讐が私の心の中に」、・・・。もっと前から知っていてもよさそうなものなにねえ。
声楽曲の方はというと。レクイエムと高校時代に出合ったほかは、あとはほとんどが社会人になってからじゃないかな。ミサ・ハ短調、アヴェ・ヴェルム・コルプス、エクスルターテ・イウビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)、このあたりはエアチェックしていたと思いますが。
社会人になって、オペラのCDが買える金銭的余裕が多少できてから、カラヤンやベームの演奏で主要オペラや声楽曲を買い揃えていきました。楽しいじゃない。こんな世界があるんだったらもっと前から楽しんでればよかった。
その後、ガーディナー指揮による古楽器演奏のオペラや声楽曲と出合ったり、管弦楽伴奏のアリアとシェーナ、ピアノ伴奏歌曲など、一通りは聴いてきました。でも、最近はMozartをより好きになるというベクトルになぜかならないのです。特定の曲を除いてMozartに対する感心が薄れていることと連動している気がします。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. レクイエム 補筆部分は劣ると言われつつも、この曲の持つ霊感は神!
2. ミサ曲K.427 管弦楽や室内・独奏曲にはない「神の力」のような何かを感じます
3. 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 終幕は鬼気迫ります。短調のまま終わればいいのにと思うことも
4. 歌劇「フィガロの結婚」 これぞ、Mozart!
5. 歌劇「魔笛」 筋書きはわけわからないのですが、好きなアリアがいっぱい。夜の女王!
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
次点は歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」。ほかにはピアノ伴奏歌曲が結構好きだったりします。
次回は、MussorgskyとNielsen。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の似て非なるもの ★
★ ★
★ ミートボールと肉球 ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
肉球は俗称で、ほんとうは蹠球(しょきゅう)と言うらしい。
魅かれない名前だな、蹠球。
ちなみに英語ではpad。これも柔らかそうだけど、もう一歩だな。
ニクキュ~・LOVE。
では、また。
]]>
-
♪ 第80話 Mozart, Wolfgang Amadeus 室内楽・独奏曲編
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-11-13-01
♪ Mozart, Wolfgang Amadeus (1756~1791 オーストリア) 室内楽・独奏曲編♪独断で決めつける有名な曲Best51. トルコ行進曲 ★★★★★2. ピアノ・ソナタ第15番 ★★★★3. ピアノ・ソナタ第8番 ★★★★4. ピアノ・ソナタ第10番 ★★★5. きらきら星変奏曲 ★★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)最近、笹崎的にはMozartを演奏する行為について、こんなイメージを持っています。「平均台の上で、それと感じさせずに優美に演技することと似ている」。音の高さとタイミングがあっていれば音楽として十分と思っているうちは、Mozartって簡単なんですよね。僕もそういう時代、確かにありました。音取りだけだったらけっこう簡単だしね。でも、それが平均台の上で絶妙なバランスの上に成り立たなければならないことがわかったとたん、演奏することが怖くなる。Mozartに限らないけれど、音楽はここから先がたいへんですね。平均台と違うのは、演奏者も聞き手も平均台に気付かないうちは平均台を認識しなくて済むことと、平均台から落ちてもとりあえず身体的に痛くはないこと(笑 ほんとは精神的に痛いはずだが・・・落ちている人には自覚症状がないのが、かえって厄介である)。自分は最近、やっと怖くなくなりつつあるかも(ピアノの話ね)。マンドリン業界では平均台に気が付いている人がほとんどいないので、僕から見るとあちゃーと思うことは多いですね。「そこ、平均台に乗るどころか頭ぶつかってますよー、骨折れてますよー」と言いたくなることがしばしば。さて、本題の歴史。この分野で言うと、初めて出合った曲はトルコ行進曲じゃないかしら。「母と子のなんちゃらピアノ音楽」みたいなレコードにも、この曲は入っていたと思います。幼稚園か小学校の時に全音ピアノピースで出ていたものを買ってもらったことは覚えてるんだよな。あとは、「きらきら星変奏曲」「幻想曲・ニ短調」、このあたりの全音ピースで出ている作品。次は、ソナチネ・アルバムにピアノ・ソナタがいくつか収録されていて、小学校低学年の時にピアノのレッスンで習ったので、このあたりですね。K.330ハ長調(第8番)はそれなりに気に入ってま..
古典
hamulabo
2007-11-13T00:00:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. トルコ行進曲 ★★★★★
2. ピアノ・ソナタ第15番 ★★★★
3. ピアノ・ソナタ第8番 ★★★★
4. ピアノ・ソナタ第10番 ★★★
5. きらきら星変奏曲 ★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
最近、笹崎的にはMozartを演奏する行為について、こんなイメージを持っています。「平均台の上で、それと感じさせずに優美に演技することと似ている」。音の高さとタイミングがあっていれば音楽として十分と思っているうちは、Mozartって簡単なんですよね。僕もそういう時代、確かにありました。音取りだけだったらけっこう簡単だしね。でも、それが平均台の上で絶妙なバランスの上に成り立たなければならないことがわかったとたん、演奏することが怖くなる。Mozartに限らないけれど、音楽はここから先がたいへんですね。
平均台と違うのは、演奏者も聞き手も平均台に気付かないうちは平均台を認識しなくて済むことと、平均台から落ちてもとりあえず身体的に痛くはないこと(笑 ほんとは精神的に痛いはずだが・・・落ちている人には自覚症状がないのが、かえって厄介である)。自分は最近、やっと怖くなくなりつつあるかも(ピアノの話ね)。
マンドリン業界では平均台に気が付いている人がほとんどいないので、僕から見るとあちゃーと思うことは多いですね。「そこ、平均台に乗るどころか頭ぶつかってますよー、骨折れてますよー」と言いたくなることがしばしば。
さて、本題の歴史。この分野で言うと、初めて出合った曲はトルコ行進曲じゃないかしら。「母と子のなんちゃらピアノ音楽」みたいなレコードにも、この曲は入っていたと思います。幼稚園か小学校の時に全音ピアノピースで出ていたものを買ってもらったことは覚えてるんだよな。あとは、「きらきら星変奏曲」「幻想曲・ニ短調」、このあたりの全音ピースで出ている作品。次は、ソナチネ・アルバムにピアノ・ソナタがいくつか収録されていて、小学校低学年の時にピアノのレッスンで習ったので、このあたりですね。K.330ハ長調(第8番)はそれなりに気に入ってました。そして、小学校高学年のピアノのレッスンはソナタに進んで、K.545ハ長調(15番)、K.283ト長調(5番)、K.280ヘ長調(第2番)、K.332ヘ長調(K.12番)あたりと出合います。まあ、でも、人というのは、レッスンだと興味があまり持てないものでして。均整のとれた曲を目の前にすると、やんちゃもしたくなる年頃なわけよ。
中学校の頃は、記憶なし。あんまりMozart弾かなかった気がします。
高校に入って、ようやくMozartのピアノ・ソナタの譜面を全部揃えたと思います。でも、あんまり弾かなかったんじゃないかな。体育会的な音楽観の中では、Mozartは地味すぎるので。高校時代で覚えているのは、クラリネット五重奏曲を聴いて感動したこと。珍しいよね、この時期に室内楽に興味を持つなんて。
大学時代に対位法や形式のことを多少勉強したとき、管弦楽曲同様、面白さを感じたものです。ヴァイオリン・ソナタを全曲エア・チェックしたはずですが、あんまり記憶にないのはなぜ?
大学時代後半から社会人初めの頃にかけて、ようやく室内楽曲をいろいろ聴き始めます。弦楽五重奏曲第3番・第4番、後期の弦楽四重奏などなど。このへん、面白いですよね。Mozartを聴く楽しみがようやく分かってきたのがこの頃。
いつだったか、バセットクラリネットの演奏でクラリネット五重奏曲を聴きまして。これが目から鱗。たしかに、クラリネットのパートは低音域が出ないから無理やり書いた感じのするところが何箇所かあって、気にはなっていたんですよね。ちょうど、この楽器で演奏することで原曲の姿を取り戻そうという試みがなされはじめた音楽界の動きと重なったのが幸いしました。バセットクラリネット五重奏曲は、一気にあらゆる楽曲の中でもっとも好きな曲の1つへと格上げ。
さて、その後は、まったりとしたMozartとのかかわりが続いています。管弦楽分野と同様、特定の曲への愛好度は変わらず、それ以外の曲への興味関心はそれほどでもなくなってきている、という状況であります。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. バセットクラリネット五重奏曲 あらゆる楽曲の中でもっとも好きな曲の1つ
2. ピアノ・ソナタ第17番 天才を感じますね。意外と弾きにくいですが
3. ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」 とくに第1楽章の変奏曲が好き
4. ピアノ・ソナタ第10番 第1楽章をよく見ると小技がさりげなくまぶされているのがわかる
5. ピアノ・ソナタ第8番 14番と並んで数少ない短調のピアノ・ソナタ
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
次点がヴァイオリン・ソナタ第34番K.378。いつ出合ったかも覚えていませんが、とくにこの第1楽章は美しいと思います。
]]>
-
♪ 第79話 Mozart, Wolfgang Aamadeus
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-10-08-2
♪ Mozart,Wolfgang Amadeus (1756~1791 オーストリア) 管弦楽作品編♪独断で決めつける有名な曲Best51. アイネ・クライネ・ナハトムジーク ★★★★★2. 交響曲第40番 ★★★★★3. 交響曲第41番「ジュピター」 ★★★★★4. ピアノ協奏曲第20番 ★★★★5. ディヴェルティメントK.136 ★★★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)ようやく来ましたねえ、Mozart。有名な曲も多いことだし、管弦楽系、室内楽・独奏曲系、歌劇・声楽曲系の3つに分けてお届けしますね。有名な曲の順序はこんなんでよいですかね。初めて聴いたMozartの管弦楽作品、うーん、なんだろう。レコードは交響曲第35番、36番、40番、41番があったので、聴いていたことは間違いないですね。たしかワルターの演奏。オケはたぶんコロンビアの方かな。で、わりと覚えていたのが35番なんですねえ。次が36番。不思議だ。子供は有名度とはまったく関係なく心地よさを求めますからね。アイネクライネはいつ聴いたんだろう。謎。高校生のときは興味が薄かったですね。2管編成で地味な印象。それでも有名な曲はいちおう聴きましたが。体育会的な音楽観からすると物足りない印象がありました。ヴァイオリン協奏曲第3番・第5番は練習用に弾いて遊んでましたが、やっぱり全体的には興味薄でありました。例外はクラリネット協奏曲。この曲だけはなぜか格別に好きだった。大学時代に対位法や形式のことを多少勉強したとき、Mozartがなぜ素晴らしいと言われるか、その一端を見たのでありました。とくに交響曲第41番第4楽章コーダのあの有名な対位法が駆使される部分は、目から鱗でした。複雑であり、人工的に念入りに書かれていながらも、あたかもはじめから宇宙の中に存在していたかのような自然さ。天才の成せる業ですねえ。社会人になってからは、あんまりMozartの管弦楽作品の印象自体は変わらず。というか特定の数曲を除いて、最近Mozartへの愛好度が少しずつ低下しているような気がします。なんだろうね。天才の筆致は感じるんだけれど、ある種の当たり障りのなさというか(特定の数曲除く)、あまりに簡素で美しすぎることで自分のような邪..
古典
hamulabo
2007-10-08T00:10:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. アイネ・クライネ・ナハトムジーク ★★★★★
2. 交響曲第40番 ★★★★★
3. 交響曲第41番「ジュピター」 ★★★★★
4. ピアノ協奏曲第20番 ★★★★
5. ディヴェルティメントK.136 ★★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
ようやく来ましたねえ、Mozart。有名な曲も多いことだし、管弦楽系、室内楽・独奏曲系、歌劇・声楽曲系の3つに分けてお届けしますね。有名な曲の順序はこんなんでよいですかね。
初めて聴いたMozartの管弦楽作品、うーん、なんだろう。レコードは交響曲第35番、36番、40番、41番があったので、聴いていたことは間違いないですね。たしかワルターの演奏。オケはたぶんコロンビアの方かな。で、わりと覚えていたのが35番なんですねえ。次が36番。不思議だ。子供は有名度とはまったく関係なく心地よさを求めますからね。アイネクライネはいつ聴いたんだろう。謎。
高校生のときは興味が薄かったですね。2管編成で地味な印象。それでも有名な曲はいちおう聴きましたが。体育会的な音楽観からすると物足りない印象がありました。ヴァイオリン協奏曲第3番・第5番は練習用に弾いて遊んでましたが、やっぱり全体的には興味薄でありました。例外はクラリネット協奏曲。この曲だけはなぜか格別に好きだった。
大学時代に対位法や形式のことを多少勉強したとき、Mozartがなぜ素晴らしいと言われるか、その一端を見たのでありました。とくに交響曲第41番第4楽章コーダのあの有名な対位法が駆使される部分は、目から鱗でした。複雑であり、人工的に念入り
に書かれていながらも、あたかもはじめから宇宙の中に存在していたかのような自然さ。天才の成せる業ですねえ。
社会人になってからは、あんまりMozartの管弦楽作品の印象自体は変わらず。というか特定の数曲を除いて、最近Mozartへの愛好度が少しずつ低下しているような気がします。なんだろうね。天才の筆致は感じるんだけれど、ある種の当たり障りの
なさというか(特定の数曲除く)、あまりに簡素で美しすぎることで自分のような邪悪な心にはかえって深く突き刺さらないというか(特定の数曲除く)。世の音楽愛好家はどう感じているんでしょうか。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 交響曲第41番「ジュピター」 終楽章のあの部分。複雑なのに、初めから宇宙に存在していたかのようだ
2. バセットクラリネット協奏曲 独奏パートはいまいちだと思っていたら別の人の編曲。復元された原曲で聴きませう
3. 交響曲第40番 第1楽章第1主題は、何度聴いてもほれぼれする。単純なのに
4. 交響曲第39番 3拍子、フラット3つ。すべてが3に支配される。意味深である
5. 交響曲第35番 なぜか子供の頃から好き
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
交響曲ではほかに29番とか好きですね。ピアノ協奏曲は27・20・24・23番あたり。協奏曲は、独奏の入りの直前が好き。あまりにも自然なお約束ぶりがたまらない。
次回は、Mozart、室内楽・独奏曲編と歌劇・声楽曲編。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の正しい日本語 ★
★ ★
★ ×カモシカのような足 ★
★ ○カモシカの足のような足 ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ということは、角が生えてる、とかでしょうか。
こんなこと考えてるのは自分だけだろうと思ったら、ダウンタウンもネタにしてた。
しまった、パクリになってしまった。
では、また。
]]>
-
♪ 第78話 Monteverdi, Claudio
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-10-08-1
♪ Monteverdi, Claudio (1567~1643 イタリア)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 聖母マリアの夕べの祈り ★★2. 歌劇「オルフェオ」 ★★3. マドリガーレ集 ★★4. 歌劇「ウリッセの帰郷」 ★5. 歌劇「ポッペアの戴冠」 ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)社会人数年目、ミシェル・コルボに興味を持ちまして。はじめはHoneggerとかMartinとか近代声楽作品から入ったのですが、次第にMozartへ、さらにBachへ、それ以前へと、時代を遡っていくことになります。で、ついに名盤として誉れ高いMonteverdiのマドリガーレ選集6枚組を迷いつつ購入。当時の笹崎はバロック以前は苦手中の苦手でありまして。BachでぎりぎりというところをMonteverdiですからね。ということで、購入したものの、聴くのは後回し。放っておくこと数ヶ月。笹崎は40度の高熱にうなされてすっ倒れ、ようやく熱が38度前後に落ち着いてきて音楽が聴ける状態になってきた時、なぜか「マドリガーレ選集を聴かなくちゃ」と思ったのです。そこで6枚組のCDを枕元に置き、1曲目から聴き出しました。「ありゃー、熱のせいで聴覚がおかしくなっちゃったかも」と心配するほど不協和に感じまして。おかしい、1600年代の音楽でこんな響きがするわけないよなあ。ああ、僕の音楽人生もこのたった1回の高熱のせいで終わりか・・・。1曲目が終わったところで、気を取り直してもう一度聴き直し。やっぱりすごい不協和音。「もしかして、この時代にこんなすごい響きが存在したわけ? 」。3回くらい聴きましたかね。「いやー、これはすごいや、何ヶ月も放っておくんじゃないかった!」。この1曲目はマドリガーレ第8巻「戦と愛のマドリガル集」に含まれる「ニンフの嘆き」という曲。このコルボの演奏、今でもたまに聴くのですが、そのたびに新鮮です。ほかにも、ほとんどオペラのような「タンクレディとクロリンダの戦い」や「他の人びとは愛の神について歌えばよい」「歌いつづける愛らしい小鳥」など、斬新な曲が多数含まれます。そういえば、この3曲もマドリガーレ第8巻に含まれていますね。さあ、そうなると、ほかの曲も聴いてみなければ。コルボで出ているの..
ルネサンス
hamulabo
2007-10-08T00:00:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 聖母マリアの夕べの祈り ★★
2. 歌劇「オルフェオ」 ★★
3. マドリガーレ集 ★★
4. 歌劇「ウリッセの帰郷」 ★
5. 歌劇「ポッペアの戴冠」 ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
社会人数年目、ミシェル・コルボに興味を持ちまして。はじめはHoneggerとかMartinとか近代声楽作品から入ったのですが、次第にMozartへ、さらにBachへ、それ以前へと、時代を遡っていくことになります。で、ついに名盤として誉れ高いMonteverdiのマドリガーレ選集6枚組を迷いつつ購入。当時の笹崎はバロック以前は苦手中の苦手でありまして。BachでぎりぎりというところをMonteverdiですからね。ということで、購入したものの、聴くのは後回し。
放っておくこと数ヶ月。笹崎は40度の高熱にうなされてすっ倒れ、ようやく熱が38度前後に落ち着いてきて音楽が聴ける状態になってきた時、なぜか「マドリガーレ選集を聴かなくちゃ」と思ったのです。そこで6枚組のCDを枕元に置き、1曲目から聴き出しました。「ありゃー、熱のせいで聴覚がおかしくなっちゃったかも」と心配するほど不協和に感じまして。おかしい、1600年代の音楽でこんな響きがするわけないよなあ。ああ、僕の音楽人生もこのたった1回の高熱のせいで終わりか・・・。
1曲目が終わったところで、気を取り直してもう一度聴き直し。やっぱりすごい不協和音。「もしかして、この時代にこんなすごい響きが存在したわけ? 」。3回くらい聴きましたかね。「いやー、これはすごいや、何ヶ月も放っておくんじゃないかった!」。
この1曲目はマドリガーレ第8巻「戦と愛のマドリガル集」に含まれる「ニンフの嘆き」という曲。このコルボの演奏、今でもたまに聴くのですが、そのたびに新鮮です。ほかにも、ほとんどオペラのような「タンクレディとクロリンダの戦い」や「他の人びとは愛の神について歌えばよい」「歌いつづける愛らしい小鳥」など、斬新な曲が多数含まれます。そういえば、この3曲もマドリガーレ第8巻に含まれていますね。
さあ、そうなると、ほかの曲も聴いてみなければ。コルボで出ているのは歌劇「オルフェオ」、「聖母マリアの夕べの祈り」「倫理的、宗教的な森」。すぐ購入して聴きました。いやいや、こんなおもしろい音楽があるんだったら、バロック以前はちょっとなんて敬遠せずに早く聴いとけばよかったですよ。とくに「聖母マリアの夕べの祈り」の中の「聖母マリアよ、われらのために祈りたまえ」によるソナタは大好きで、いつも涙が出ます。
その後は残りの歌劇のCDやピリオド楽器による演奏(ガーディナー多し)を少しずつ揃え、「聖母マリアの夕べの祈り」ってやっぱすげーなー、など感じつつ今日まで至っています。一度生演奏を聴かねばと思っています。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 聖母マリアの夕べの祈り サンターー・マリーーーアーーー(涙・・・)
2. マドリガーレ集第8巻 「タンクレディとクロリンダの戦い」など、今聴いても斬新
3. 歌劇「オルフェーオ」 序奏からすがすがしい
4. 倫理的・宗教的な森 譜面が欲しいのですが、高価すぎですね
5. 歌劇「ポッペアの戴冠」 歌劇の歴史において最初期作品の1つのはずなのに、とても新鮮
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
今、いちばん興味のある古楽の作曲家です。ぜひ、先入観を持たずにお聴きください。
びっくりすること間違いなし。
]]>
-
♪ 第77話 Mompou, Federico
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-08-17-2
♪ Mompou, Federico (1893~1987 スペイン)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 歌と踊り ★★2. コンポステラ組曲 ★★3. 前奏曲集 ★4. 内なる印象 ★5. 子供の情景 ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)社会人何年目か、「歌と踊り第6番」が使われていたテレビ番組ではじめてMompouを認識したかもしれません。ピアニストの熊本マリさんが出演してて。番組名なんでしたっけ。「旅に夢中」だったかな。だいたいいつごろ放映されていたのかも覚えていないですねえ。さて、そのときはムード・ミュージックだと思っていたのです。何かのきっかけでこれがクラシックの曲だということがわかったのですが。調べてみるとMompouの何曲かはエアチェックした音源があって、うーん、でも全然印象になかったのでありました。その後もしばらくMompouとはほとんど縁がなく年月は過ぎていきました。ちょっと変化があったのは、アリシア・デ・ラローチャが好きになったとき。いつのことでしたかねえ。ラローチャのピアノは、曲が生命を吹き込まれたかのように活き活きとするんですね。とくにスペインのピアノ作品。AlbenizやGranadosは最高ですね。で、流れで当然Mompouも聴くことになるわけです。「へえ、こんな詩的な音楽があったんだねえ」というのが当時の感想。単純で、静かで、響きに主を置いた、自己主張しない可憐な作品群。民謡を使った有名な「歌と踊り」シリーズ以外も、なんとも独自の美学が貫かれていることにはじめて気がついたのでありました。実に個性的ですね。独特の透明感に満ちた響きがします。ほかの誰とも違った、遠くからの響きが自分の体内でさらに静かに共鳴するような、そんな感じ。また、誰にもその作風は受け継がれず、完全独立・完全自己完結型の特異点にある作曲家のように感じています。Mompou自身のピアノ作品集や歌曲集をはじめ、少しずつ聴いてきましたが、まだまだこの作曲家の魅力のほんの一部しか自分には感じ取れていない気がします。これから先も少しずつ静かに内なる音に耳を澄ましていくことで、独自の世界観を少しでも感じ取っていければと思う今日この頃です。心なしか文章のトーンも静かにな..
現代
hamulabo
2007-08-17T00:10:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 歌と踊り ★★
2. コンポステラ組曲 ★★
3. 前奏曲集 ★
4. 内なる印象 ★
5. 子供の情景 ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
社会人何年目か、「歌と踊り第6番」が使われていたテレビ番組ではじめてMompouを認識したかもしれません。ピアニストの熊本マリさんが出演してて。番組名なんでしたっけ。「旅に夢中」だったかな。だいたいいつごろ放映されていたのかも覚えていないですねえ。さて、そのときはムード・ミュージックだと思っていたのです。何かのきっかけでこれがクラシックの曲だということがわかったのですが。調べてみるとMompouの何曲かはエアチェックした音源があって、うーん、でも全然印象になかったのでありました。
その後もしばらくMompouとはほとんど縁がなく年月は過ぎていきました。ちょっと変化があったのは、アリシア・デ・ラローチャが好きになったとき。いつのことでしたかねえ。ラローチャのピアノは、曲が生命を吹き込まれたかのように活き活きとするんですね。とくにスペインのピアノ作品。AlbenizやGranadosは最高ですね。
で、流れで当然Mompouも聴くことになるわけです。「へえ、こんな詩的な音楽があったんだねえ」というのが当時の感想。単純で、静かで、響きに主を置いた、自己主張しない可憐な作品群。民謡を使った有名な「歌と踊り」シリーズ以外も、なんとも独自の美学が貫かれていることにはじめて気がついたのでありました。
実に個性的ですね。独特の透明感に満ちた響きがします。ほかの誰とも違った、遠くからの響きが自分の体内でさらに静かに共鳴するような、そんな感じ。また、誰にもその作風は受け継がれず、完全独立・完全自己完結型の特異点にある作曲家のように感じています。
Mompou自身のピアノ作品集や歌曲集をはじめ、少しずつ聴いてきましたが、まだまだこの作曲家の魅力のほんの一部しか自分には感じ取れていない気がします。これから先も少しずつ静かに内なる音に耳を澄ましていくことで、独自の世界観を少しでも感じ取っていければと思う今日この頃です。
心なしか文章のトーンも静かになってきてしまいました。それでは、このへんでおいとまいたします。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 歌と踊り 民謡につけられた和声のなんとすてきなことか
2. 前奏曲 未出版だった11・12番が出版され、ようやく譜面が全曲揃いました
3. 内なる印象 静かで独特な音楽
4. コンポステラ組曲 美しい和声のギター作品
5. ショパンの主題による変奏曲 構成力よりも美しい和声に耳を傾けたい一品
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まだまだ不思議な作曲家という印象です。
次回は、MonteverdiとMozart(管弦楽作品)。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の星占い ★
★ ★
★ 休日の仕事運は ★
★ 平日よりよい気がする ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
夏期休暇前日、翌日の仕事運は最高でした。
では、また。
]]>
-
♪ 第76話 Milhaud, Darius
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-08-17-1
♪ Milhaud, Darius (1892~1974 フランス)♪独断で決めつける有名な曲Best51. スカラムーシュ ★★★2. 屋根の上の牡牛 ★★★3. 世界の創造 ★★4. ブラジルの郷愁 ★★5. 打楽器と小管弦楽のための協奏曲 ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)ミヨーと読みます。念のため。さて、何の曲をいちばん初めに聴いたのかしら。「屋根の上の牛」オーケストラ・バージョンかな。「スカラムーシュ」かな。と、ここまで書いて思い出しましたよ。「打楽器と小管弦楽のための協奏曲」でした。高校生時代、エア・チェックを始めてすぐ、たまたまこの曲がFMでかかって、ヘンテコな感じがしてちょっと気に入ったことを思い出しました。その次が、上に書いた2曲ですね。そうそう、同じく高校生時代に譜面屋さんに行って、まったく読めなかったことも思い出してきました。ミルハウドって誰? ググってみよう。"ミルハウド" に一致する日本語のページ 約 19 件中 1 - 10 件目 (0.18 秒) ああ、仲間、まあまあいますね。仲間にホネッガーとかいるんですよねー。サチエも。大学生時代までにほかに「世界の創造」くらいは聴いたと思うのですが、あんまり印象は残っていないです。打楽器協奏曲のほかには「屋根牛」がちょっとポップで楽しいかな、くらいの印象のまま大学生時代を過ぎます。「ブラジルの郷愁」とか「プロヴァンス組曲」「フランス組曲」といったMilhaudの主要作品は、比較的あとになってから聴いた気がします。社会人になってからかもしれません。そのくらい記憶に残っていない・・・。そうねえ、クレーメルの演奏した「シネマ・ファンタジーop.58b」という「屋根の上の牛」をヴァイオリンと管弦楽のために編曲した版が面白かったくらいで、今でもそれほど好きな作曲家というわけではないです。いい演奏が少ないからなのでは、と思うことがあります。2つ以上の調を同時に演奏する、いわゆる「多調性」がMilhaudのウリなわけですが、音がまぜこぜになりすぎて面白みが十分引き出せていない気がするのです。透明な軽い音色で、耳のいい演奏家がごちゃごちゃにならないように精緻に聴かせれば、..
現代
hamulabo
2007-08-17T00:00:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. スカラムーシュ ★★★
2. 屋根の上の牡牛 ★★★
3. 世界の創造 ★★
4. ブラジルの郷愁 ★★
5. 打楽器と小管弦楽のための協奏曲 ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
ミヨーと読みます。念のため。さて、何の曲をいちばん初めに聴いたのかしら。「屋根の上の牛」オーケストラ・バージョンかな。「スカラムーシュ」かな。と、ここまで書いて思い出しましたよ。「打楽器と小管弦楽のための協奏曲」でした。高校生時代、エア・チェックを始めてすぐ、たまたまこの曲がFMでかかって、ヘンテコな感じがしてちょっと気に入ったことを思い出しました。その次が、上に書いた2曲ですね。
そうそう、同じく高校生時代に譜面屋さんに行って、まったく読めなかったことも思い出してきました。ミルハウドって誰? ググってみよう。
"ミルハウド" に一致する日本語のページ 約 19 件中 1 - 10 件目 (0.18 秒)
ああ、仲間、まあまあいますね。仲間にホネッガーとかいるんですよねー。サチエも。
大学生時代までにほかに「世界の創造」くらいは聴いたと思うのですが、あんまり印象は残っていないです。打楽器協奏曲のほかには「屋根牛」がちょっとポップで楽しいかな、くらいの印象のまま大学生時代を過ぎます。
「ブラジルの郷愁」とか「プロヴァンス組曲」「フランス組曲」といったMilhaudの主要作品は、比較的あとになってから聴いた気がします。社会人になってからかもしれません。そのくらい記憶に残っていない・・・。そうねえ、クレーメルの演奏した「シネマ・ファンタジーop.58b」という「屋根の上の牛」をヴァイオリンと管弦楽のために編曲した版が面白かったくらいで、今でもそれほど好きな作曲家というわけではないです。
いい演奏が少ないからなのでは、と思うことがあります。2つ以上の調を同時に演奏する、いわゆる「多調性」がMilhaudのウリなわけですが、音がまぜこぜになりすぎて面白みが十分引き出せていない気がするのです。透明な軽い音色で、耳のいい演奏家がごちゃごちゃにならないように精緻に聴かせれば、もしかしたら面白いのかも、と譜面を見ながら思うことがあります。その意味ではギーレンの演奏がちょっとよかった。
ああそうか、少ない数の異なる種類の楽器のために書かれた室内楽曲は、Milhaudらしさが出やすいのかもしれませんね。弦楽四重奏曲とかじゃなくて、ピアノ独奏でもなくて、管楽器とピアノのソナタとかね。でも、あんまり印象に残ってないや。
ということで、今でも、クラビノーヴァでたまに「スカラムーシュ」を弾いて遊ぶくらいの作曲家としての位置づけでしかなかったりします。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. スカラムーシュ クラビノーヴァで合わせて遊ぶには楽しい
2. 屋根の上の牡牛 クレーメルの演奏が好き。でも、楽曲構成的に長すぎないか
3. 打楽器と小管弦楽のための協奏曲 へんてこさがすてき
4. 世界の創造 音の分離次第では面白みが出てくるのですが
5. オーボエとピアノのためのソナティナ こういう楽器編成がMilhaud本来の良さが出やすいのかも
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
突然好きになる日は来るのだろうか。
]]>
-
♪ 第75話 Messiaen, Olivier
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-06-17-2
♪ Messiaen, Olivier (1908~1992 フランス)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 世の終わりのための四重奏曲 ★★★2. トゥーランガリーラ交響曲 ★★★3. 幼な児イエスにそそぐ20の眼差し ★★4. アーメンの幻影 ★★5. 鳥のカタログ ★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)今の僕があらゆる作曲家の中でもっとも好きな一人です。もっとも専門家から言わせれば「音楽史の上で新しい何かを生み出したわけではない」という評もあるわけで、それはそれでもっともではあります。でも僕のような単なる音楽愛好家にとっては、そんなことはどうでもいいことなんですな。オーケストレーションの見事さ、色彩の豊かさ、現代的な書法を用いながらもある種のわかりやすさを兼ね備えているところなど、自分が深く感心・感動してしまう要素を多く持っているわけで。さて、笹崎青年とMessiaenの出会いは、これまた東京文化会館。高校2~3年のときだったかな。通い始めてわりとすぐにトゥーランガリーラ交響曲を聴いています。もう色彩の洪水が脳天直撃。オンド・マルトゥノというへんてこな電子楽器の音色、超絶技巧を続けるピアノ・ソロ、5楽章と10楽章の全楽器クレッシェンドにもやられまくり。そして電話帳のようなスコア。あっという間にこの曲のとりことなります。こんな曲が世の中に存在するとは、なんと素晴らしいことか。こうなるとほかの曲も聴いてみないと気が済まないわけですよ。「天の都市の色彩」「クロノクロミー」をエアチェックで聴き、「キリストの昇天」は生で聴き、「鳥たちの目覚め」「異国の鳥たち」「7つの俳諧」(個人的に「ホーホケキョ」と呼んでいる)「われ死者の復活を待ち望む」「峡谷から星々へ」「我らの主イエズス・キリストの変容」、このあたりのオーケストラ曲を上野文化会館で次々と聴破。おそらく「トゥーランガリーラ交響曲」と並んで有名な「世の終わりのための四重奏曲」は、オーケストラ曲に続いて大学1年までには聴いたと記憶しています。これも東京文化会館だったかな、それともエアチェックだったかな。大学1年のとき選択科目でとった石田一志先生(有名な現代音楽評論家)の授業でも聴いた記憶が。1987年..
現代
hamulabo
2007-06-17T00:10:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 世の終わりのための四重奏曲 ★★★
2. トゥーランガリーラ交響曲 ★★★
3. 幼な児イエスにそそぐ20の眼差し ★★
4. アーメンの幻影 ★★
5. 鳥のカタログ ★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
今の僕があらゆる作曲家の中でもっとも好きな一人です。もっとも専門家から言わせれば「音楽史の上で新しい何かを生み出したわけではない」という評もあるわけで、それはそれでもっともではあります。でも僕のような単なる音楽愛好家にとっては、そんなことはどうでもいいことなんですな。オーケストレーションの見事さ、色彩の豊かさ、現代的な書法を用いながらもある種のわかりやすさを兼ね備えているところなど、自分が深く感心・感動してしまう要素を多く持っているわけで。
さて、笹崎青年とMessiaenの出会いは、これまた東京文化会館。高校2~3年のときだったかな。通い始めてわりとすぐにトゥーランガリーラ交響曲を聴いています。もう色彩の洪水が脳天直撃。オンド・マルトゥノというへんてこな電子楽器の音色、超絶技巧を続けるピアノ・ソロ、5楽章と10楽章の全楽器クレッシェンドにもやられまくり。そして電話帳のようなスコア。あっという間にこの曲のとりことなります。こんな曲が世の中に存在するとは、なんと素晴らしいことか。
こうなるとほかの曲も聴いてみないと気が済まないわけですよ。「天の都市の色彩」「クロノクロミー」をエアチェックで聴き、「キリストの昇天」は生で聴き、「鳥たちの目覚め」「異国の鳥たち」「7つの俳諧」(個人的に「ホーホケキョ」と呼んでいる)「われ死者の復活を待ち望む」「峡谷から星々へ」「我らの主イエズス・キリストの変容」、このあたりのオーケストラ曲を上野文化会館で次々と聴破。
おそらく「トゥーランガリーラ交響曲」と並んで有名な「世の終わりのための四重奏曲」は、オーケストラ曲に続いて大学1年までには聴いたと記憶しています。これも東京文化会館だったかな、それともエアチェックだったかな。大学1年のとき選択科目でと
った石田一志先生(有名な現代音楽評論家)の授業でも聴いた記憶が。
1987年3月。僕が大学4年になろうというとき、岩城宏之さんの指揮、早稲田大学交響楽団(通称ワセオケ)の演奏で「トゥーランガリーラ交響曲」アマチュア世界初演がありました。アマチュアでこの超難曲を! しかも大熱演だったことを覚えています。細かいことはいろいろあったんだろうけれど、その熱意に心を大きく揺り動かされたことはいうまでもありません。
今思えば、この演奏は、以降の自分の方向を変える出来事だったと思います。自分にとっては音楽人生最大の転機となった小出先生とのジュネスの数か月後、というタイミングも、ワセオケの演奏会が自分の中での位置づけの重要性を上げるプラス要因になったのかもしれません。「アマチュアだからこそできることは何なのか」。すぐに答えは出なかったけれど、何をすべきかということを考え始めたきっかけは、確かにこの演奏会にありました。「自分もアマチュアのはしくれとして存在しているわけだけれど、まだまだやれることがあるんじゃないのか。発想をもっと大きく広げることで、何かが見えては来ないだろうか」。
続いて、社会人になって数年目のこと。ERATOから「Messiaen主要作品大全集」が発売。当時のCDは高価だったよね。国内盤1枚3500円くらいした記憶が。まさか後に国内盤で出ると思わなかったので、輸入盤で購入。18枚組で4~5万円の出費だったと思います。いや、もっとしたかも。それはもう清水の舞台からバンジージャンプする(略語=きよぶたバンジー)気持ちで購入しましたですよ。値段の話はさておき、たぶんこのときがMessiaenのオルガン曲をまともに聴いた初めての経験だったように思います。
それから先は高価なスコアを少しずつ買い揃えていきます。楽譜屋さんの半額セールを狙うなど、涙ぐましい努力。とくに苦労したのは「鳥のカタログ」とオルガン曲。「鳥のカタログ」なんて8分冊。しかも1冊1冊が高価すぎですよ。揃えている途中は、どの分冊を持っていてどれが購入予定なのかわからなくなりがちなので、常にメモを持ち歩いていましたよ(今も。それでもときたま間違って買ってしまう・・・)。
ちょうど「鳥のカタログ」が全巻揃ったところで、アナトール・ウゴルスキが演奏しにやってきました。ジャスト・タイミング。武蔵野市民文化会館でしたね。当然行きました。1999年4月だったかな。なんでもウゴルスキは複雑な曲は音符を3色で塗り分けて演奏するんだとか。きっとナチュラル、シャープ、フラットで塗り分けるんだろうね(待てよ、ダブルシャープやダブルフラットは? )。僕もたまにやりますよ。弾けないことを理由に省略する音をホワイトで塗ったり・・・。
話を元に戻して、と。最近、ようやく歌劇「聖アッシジのフランチェスコ」のスコアもゲット。笹崎家最重量スコアですな。8分冊で合計15kgくらいはあると思われます。でかすぎるので専用ダンボールにて保管中。ということで、主要曲はあと「天より来たりし都市」1曲を揃えると完了であります。楽譜図書館開業できるか?
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. トゥーランガリーラ交響曲 この曲が自分の音楽人生を大きく変えたのは間違いない
2. 幼な子イエスにそそぐ20のまなざし たったピアノ1台から大宇宙の広がりを感じてしまう
3. アーメンの幻想 どうやったらこんな素敵な和音が? 色彩が見事に変化する
4. 鳥のカタログ 鳥に詳しくなくても、目の前に自然の光が広がってくるのです
5. 峡谷から星たちへ そもそもテューバってこんな音が出せるわけ?!
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
好きな曲がたくさんあるので、どれを選ぶか迷いました。オルガン曲、1曲は入れたかったのですが。
「世の終わり」がランキングに入っていない時点でそうとう迷ったのだ、ということで。
次回は、MilhaudとMompou。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の呼び出し ★
★ ★
★ 「ちょっと2~3分いい?」は ★
★ たいがい10分以上かかる ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A「ちょっと10秒いい? 」
B「・・・・・・」
A「ねえ? ちょっと10秒だけ・・・」
B「・・・10秒経ったけど、何か」
では、また。
]]>
-
♪ 第74話 Mendelssohn-Bartholdy, Felix
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-06-17-1
♪ Mendelsshohn-Bartholdy, Felix (1809~1847 ドイツ)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 「真夏の夜の夢」結婚行進曲 ★★★★★2. ヴァイオリン協奏曲 ★★★★3. 春の歌 ★★★★4. ヴェネツィアの舟歌op.30-6 ★★★5. 歌の翼に ★★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)初めてのMendelssohnは、きっと「結婚行進曲」。この曲を知らない人はまずいないと思いますが、普通どこで知るんですかね? テレビからかな。笹崎は、これともう1曲、「ピアノ名曲集」みたいなレコードに入っていた「春の歌」を幼年期に聴いて育ちます。小学校の頃は結構この曲が好きで、けっこう弾いていたんじゃないかな。その後は、全音ピアノ・ピースに入っている曲をいくつか購入して弾いていました。それでも中学までに知っていた曲は、「無言歌集」から何曲か(狩の歌、ヴェネツィアの舟歌など)と、「ロンド・カプリチオーソ」くらいのもの。ロンカプは好きでした。なんとなくかっこいいし。ああ、あと歌曲の伴奏は何曲かやったかもしれません。「歌の翼に」とか。あ、あとヴァイオリン協奏曲はさすがにちょっとは知ってました。これは幼い時からレコード聴いてたからかな。高校生になってから、ようやく管弦楽作品と出会います。家にあった管弦楽作品のレコードは交響曲第4番「イタリア」とヴァイオリン協奏曲くらいだったのですが、エアチェックで「真夏の夜の夢」、交響曲第3番「スコットランド」、序曲「フィンガルの洞窟」などのメジャー作品とも出会います。「真夏の夜の夢」、気に入りましたね。とくに「序曲」と「夜想曲」。体育会的音楽観時代に「夜想曲」のような静かな曲を好きになるのは珍しかったのですが、なんでですかね。逆に「結婚行進曲」は、もしかしてこの転調は無理やりでは、と思うようになったまま今日に至ります。大学時代は、そんなに進展なし。序曲「フィンガルの洞窟」のマンドリン・オーケストラ編曲版を指揮したことくらいか。えーと、正直、ちょっと忘れたい。社会人になってからだったか、それとも大学3~4年くらいだったか。「弦楽八重奏曲」「ピアノ三重奏曲第1番」「チェロ・ソ..
古典
hamulabo
2007-06-17T00:00:00+09:00
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 「真夏の夜の夢」結婚行進曲 ★★★★★
2. ヴァイオリン協奏曲 ★★★★
3. 春の歌 ★★★★
4. ヴェネツィアの舟歌op.30-6 ★★★
5. 歌の翼に ★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
初めてのMendelssohnは、きっと「結婚行進曲」。この曲を知らない人はまずいないと思いますが、普通どこで知るんですかね? テレビからかな。
笹崎は、これともう1曲、「ピアノ名曲集」みたいなレコードに入っていた「春の歌」を幼年期に聴いて育ちます。小学校の頃は結構この曲が好きで、けっこう弾いていたんじゃないかな。その後は、全音ピアノ・ピースに入っている曲をいくつか購入して弾いていました。それでも中学までに知っていた曲は、「無言歌集」から何曲か(狩の歌、ヴェネツィアの舟歌など)と、「ロンド・カプリチオーソ」くらいのもの。ロンカプは好きでした。なんとなくかっこいいし。ああ、あと歌曲の伴奏は何曲かやったかもしれません。「歌の翼に」とか。あ、あとヴァイオリン協奏曲はさすがにちょっとは知ってました。これは幼い時からレコード聴いてたからかな。
高校生になってから、ようやく管弦楽作品と出会います。家にあった管弦楽作品のレコードは交響曲第4番「イタリア」とヴァイオリン協奏曲くらいだったのですが、エアチェックで「真夏の夜の夢」、交響曲第3番「スコットランド」、序曲「フィンガルの洞窟」などのメジャー作品とも出会います。「真夏の夜の夢」、気に入りましたね。とくに「序曲」と「夜想曲」。体育会的音楽観時代に「夜想曲」のような静かな曲を好きになるのは珍しかったのですが、なんでですかね。逆に「結婚行進曲」は、もしかしてこの転調は無理やりでは、と思うようになったまま今日に至ります。
大学時代は、そんなに進展なし。序曲「フィンガルの洞窟」のマンドリン・オーケストラ編曲版を指揮したことくらいか。えーと、正直、ちょっと忘れたい。
社会人になってからだったか、それとも大学3~4年くらいだったか。「弦楽八重奏曲」「ピアノ三重奏曲第1番」「チェロ・ソナタ第2番」、このあたりと出会います。なぜ急に室内楽を聴きたくなったのかは覚えていませんが、いずれにしてもこの作曲家とBrahmsの室内楽曲が気に入ったことがきっかけとなり、一気にほかの作曲家の室内楽曲も聴いたのでした。とくに「弦楽八重奏曲」は大のお気に入りのまま、今に至ります。
社会人になって、いつだったか合唱曲に興味関心が移った時期があり、その中で、ミシェル・コルボ指揮の宗教曲集に出会います。とくに気に入ったのが「エリア」。はっきり言って、今でも序奏と1曲目くらいしか覚えてませんが、これが印象的。とくに、フーガが盛り上がって合唱に突入するところのかっこよさと言ったら。
その後の開拓は、少々マイナーなピアノ曲の譜面を購入したり、歌曲を聴いたり、宗教曲をさまざま聴いたりするくらいで推移。歌劇もちょっとあるようですが未聴。演奏面では、「弦楽の交響曲第8番」を編曲して指揮したのと(小編成のマンドリン・オーケストラに合うと感じた数少ない曲です)、交響曲第3番「スコットランド」のオケ下振りをしたくらい。
最近思うのは、Mendelssohnの演奏スタイルについて。なんていうのかな、例えになってるかどうかわからないんだけど、みんな「さらさらヘアのソバージュよ~ん」みたいな演奏するじゃない(やっぱり例えになってないか)? たとえばヴァイオリン協奏曲とかピアノ三重奏曲第1番なんてさあ、速くて甘ったるい解釈ばっかりじゃない。Mendelssohnの楽曲って、いわゆるドイツ的に対位法的にがっちり組まれているわけではないにしても、印象以上にしっかり書かれているんだと思うんですよね。もうちょっと古典的にというか、ロマンチックに流しすぎない演奏スタイルがふさわしいと思うんですが、どんなもんでしょう。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 弦楽八重奏曲 これはすばらしい。これを16歳のときに書き上げるとは、いったい
2. 付随音楽「真夏の夜の夢」 「序曲」の妖精の音楽とでも言うべき部分と「夜想曲」がお気に入り
3. ピアノ三重奏曲第1番 あんまり速くないどっしりとした演奏が好きなのですが、みんなさらさらヘアー
4. 交響曲第3番「スコットランド」 4楽章コーダはどうして?という感じがするのですが、そこまでは好き
5. 交響曲第4番「イタリア」 第1楽章はイ長調なのに終楽章はイ短調というあたりがそこはかとなくいい
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
けっこう宗教曲も好き。エリアとか詩篇第42番とか、マイナーなところでは「ああ、血潮にまみれし主の御頭」なんかいいですね。ああそうですね、「教会音楽op.23」とか「3つの詩篇op.78」とか、いいですねえ。ほか、室内楽だとチェロ・ソナタ第2番とか、これもいいですねえ。歌曲も・・・
]]>
-
♪ 第73話 Massenet, Jules
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-04-09-2
♪ 第73話 ♪ Massenet, Jules (1842~1912 フランス)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 歌劇「タイス」より「タイスの瞑想曲」 ★★★★★2. 悲歌(マスネのエレジー) ★★★3. 組曲第4番「絵のような風景」 ★★4. 歌劇「マノン」 ★★5. 歌劇「ヴェルテール」 ★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)高校生のときに「タイスの瞑想曲」をエアチェックしたのが初めてのMassenet体験。きれいだなと思ったくらい。高校生のときに上野文化会館音楽資料室で「絵のような風景」を聴いたのが次のMassenet体験。かっこいいですよね。中高生御用達という感じ。この曲がかっこいいならば、ほかの風景シリーズ(全部で7曲ある)もかっこいいはず、とさまざま聴きますが、結局「絵のような風景」がいちばんかっこいいということで落ち着きます。「フェードル序曲」や歌劇の中のバレエ音楽(「ル・シッド」とか)、マイナーな作品もこのとき聴いたはず。その後しばらくはさしたる出合いはなく、社会人になります。歌劇のジャンルを聴くようになってから、「マノン」「ウェルテル」に出合います。思ったよりは面白かったけど、すごく好きになれたかというと・・・。でも、いろんなタイプの音楽を描き分けられるMassenetの作風はオペラ向きなのであって、聴くならまずはこの分野なのでしょうね。歌曲集のCDも手に入れます。甘ったるいなあ、という印象のみ。ピアノ曲も・・・。2000年前後だったか、歌劇「タイス」の新譜が出たので聴いています。でもあんまり印象に残らず。ただ1つ、「タイスの瞑想曲」って原曲だと後半に合唱がハミングで加わるんですね。あの曲にはなんとも物足りなさを感じていたので、ああ本当はこういう曲なんだ、という発見はありました(でもヴォーカル・スコアには合唱のパートが書かれていない。なぜ? )。ということで、あまり印象に残っていない作曲家として今日まで至っています。劇的な音楽も書いていることは知っているのだけど、個人的には甘さ過剰な旋律美という一面だけのイメージが強すぎですなあ。オペラファン、フランスメロディーファンからは怒られそうであります。笹崎の好きな..
ロマン
hamulabo
2007-04-09T00:10:00+09:00
♪ Massenet, Jules (1842~1912 フランス)
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 歌劇「タイス」より「タイスの瞑想曲」 ★★★★★
2. 悲歌(マスネのエレジー) ★★★
3. 組曲第4番「絵のような風景」 ★★
4. 歌劇「マノン」 ★★
5. 歌劇「ヴェルテール」 ★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
高校生のときに「タイスの瞑想曲」をエアチェックしたのが初めてのMassenet体験。きれいだなと思ったくらい。
高校生のときに上野文化会館音楽資料室で「絵のような風景」を聴いたのが次のMassenet体験。かっこいいですよね。中高生御用達という感じ。この曲がかっこいいならば、ほかの風景シリーズ(全部で7曲ある)もかっこいいはず、とさまざま聴きますが、結局「絵のような風景」がいちばんかっこいいということで落ち着きます。「フェードル序曲」や歌劇の中のバレエ音楽(「ル・シッド」とか)、マイナーな作品もこのとき聴いたはず。
その後しばらくはさしたる出合いはなく、社会人になります。歌劇のジャンルを聴くようになってから、「マノン」「ウェルテル」に出合います。思ったよりは面白かったけど、すごく好きになれたかというと・・・。でも、いろんなタイプの音楽を描き分けられるMassenetの作風はオペラ向きなのであって、聴くならまずはこの分野なのでしょうね。
歌曲集のCDも手に入れます。甘ったるいなあ、という印象のみ。ピアノ曲も・・・。
2000年前後だったか、歌劇「タイス」の新譜が出たので聴いています。でもあんまり印象に残らず。ただ1つ、「タイスの瞑想曲」って原曲だと後半に合唱がハミングで加わるんですね。あの曲にはなんとも物足りなさを感じていたので、ああ本当はこういう曲なんだ、という発見はありました(でもヴォーカル・スコアには合唱のパートが書かれていない。なぜ? )。
ということで、あまり印象に残っていない作曲家として今日まで至っています。劇的な音楽も書いていることは知っているのだけど、個人的には甘さ過剰な旋律美という一面だけのイメージが強すぎですなあ。オペラファン、フランスメロディーファンからは怒られそうであります。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 歌劇「ウェルテル」 「手紙の歌」「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」などなかなかいい
2. 歌劇「マノン」 Pucciniとはまた違った面白さがあると思います
3. 歌劇「タイス」 「タイスの瞑想曲」に合唱が入ることを初めて知った
4. 組曲第4番「絵のような風景」 説明不要なほど単純明快な作品
5. 組曲第7番「アルザスの風景」 「目覚めよと呼ぶ声あり」が使われているのがちょっと意外
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
歌曲の譜面を持っていないのでランクインしていませんね。買ったら印象変わるのか。
それよりは、オペラをもうちょっと聴いた方がいいのかな。「ウェルテル」と「マノン」はどちらを上にするか迷いました。
次回は、MendelssohnとMessiaen。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の「見てみたいもの」 ★
★ ★
★ テルミン・オーケストラ ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
宗教儀式風でかなり楽しそうだと思うのですが、実在するんですってね。
きっと、フレミングの法則のテスト時間のような風景が繰り広げられることでしょう(腕が攣ってた友達がいたな)。
電波(?)がこんがらがってたいへんなことにならないのだろうか?
では、また。
]]>
-
♪ 第72話 Mascagni, Pietro
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-04-09-1
♪ 第72話 ♪ Mascagni, Pietro (1863~1945 イタリア)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 ★★★★★2. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲 ★★★3. 歌劇「友人フリッツ」間奏曲 ★★4. 歌劇「イリス」 ★5. 歌劇「友人フリッツ」 ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)おそらくほかの人と同じく、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲がはじめてのMascagni体験でしたが、いつのことだったかなあ、中学校の時にはすでになんとなく知っていた感じでした。ただ、この曲、当時からそれほどには好きじゃないんだよね。お涙頂戴の和声進行はともかく、よくわからないオーボエの使い方など、なんであんなになっちゃったんだろう。きれいな旋律で一般受けするのはよくわかりますが。さて高校時代、マンドリン業界で知らない人はいない(そして、一般的には誰も知ることのない)、歌劇「仮面」序曲に出合います。今となっては出来のいい曲とは思えないのですが、限られた範囲内ではあるもののなぜここまで浸透したんですかね。不思議だ。そしてマンドリン業界ではなんとも理解不能なヘンテコ解釈が横行していて、これがとにかく気持ち悪い。たとえば第2主題のテンポはなんであんなに落ちるの? やってて気持ち悪くないんだろうか? イタリア・オペラ聴いたことないの? 「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲を聴いたのは、たしか大学生の時。ええとですね、筋書きはいいと思いました・・・。歌劇としての総合評価に関して言えば自分的にはそこそこなのですが、音楽単体はというと、オーケストレーションも構成も和声も素人臭すぎて好きになれません。同世代イタリア・ヴェリズモで言えば、Leoncavalloの方がはるかに好きですわ。社会人に入ってから、他の歌劇、たとえば「友人フリッツ」「イリス」「仮面」なども聴きますが、輸入盤で筋書きもろくにもわからず音楽だけ聴いたこともあり、興味を持てず。自分的にはこの先も低評価のままの予感。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪..
ロマン
hamulabo
2007-04-09T00:00:00+09:00
♪ Mascagni, Pietro (1863~1945 イタリア)
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 ★★★★★
2. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲 ★★★
3. 歌劇「友人フリッツ」間奏曲 ★★
4. 歌劇「イリス」 ★
5. 歌劇「友人フリッツ」 ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
おそらくほかの人と同じく、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲がはじめてのMascagni体験でしたが、いつのことだったかなあ、中学校の時にはすでになんとなく知っていた感じでした。ただ、この曲、当時からそれほどには好きじゃないんだよね。お涙頂戴の和声進行はともかく、よくわからないオーボエの使い方など、なんであんなになっちゃったんだろう。きれいな旋律で一般受けするのはよくわかりますが。
さて高校時代、マンドリン業界で知らない人はいない(そして、一般的には誰も知ることのない)、歌劇「仮面」序曲に出合います。今となっては出来のいい曲とは思えないのですが、限られた範囲内ではあるもののなぜここまで浸透したんですかね。不思議だ。そしてマンドリン業界ではなんとも理解不能なヘンテコ解釈が横行していて、これがとにかく気持ち悪い。たとえば第2主題のテンポはなんであんなに落ちるの? やってて気持ち悪くないんだろうか? イタリア・オペラ聴いたことないの?
「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲を聴いたのは、たしか大学生の時。ええとですね、筋書きはいいと思いました・・・。歌劇としての総合評価に関して言えば自分的にはそこそこなのですが、音楽単体はというと、オーケストレーションも構成も和声も素人臭すぎて好きになれません。同世代イタリア・ヴェリズモで言えば、Leoncavalloの方がはるかに好きですわ。
社会人に入ってから、他の歌劇、たとえば「友人フリッツ」「イリス」「仮面」なども聴きますが、輸入盤で筋書きもろくにもわからず音楽だけ聴いたこともあり、興味を持てず。自分的にはこの先も低評価のままの予感。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 「お母さん、このお酒は強いね」あたりからは手に汗握りますね
2. 歌劇「仮面」序曲 覚えている曲なのでいちおう。個人的評価は「該当なし」に近いほど低い
3. 歌劇「友人フリッツ」間奏曲 同上
4. 該当なし
5. 該当なし
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「グロリア・ミサ」とか、ピアノ作品集とか、いちおう所持してはいるのですが。
「乙女の水浴」。題名のみそそられます。
]]>
-
♪ 第71話 Martinu, Bohuslav
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-02-24-2
♪ 第71話 ♪ Martinu, Bohuslav (1890~1959 チェコスロヴァキア→米)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 交響曲第6番「交響的幻想曲」 ★★2. 二群の弦楽合奏、ピアノとティンパニのための二重協奏曲 ★★3. ピアノ協奏曲第4番「呪文」 ★4. リディツェへの追悼 ★5. 調理場のレヴュー ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)高校時代、演奏会を聴きに行ったところ、たまたま交響曲を演奏していたのがMartinu初体験。わかったようなわからないような印象で、その証拠に何番を聴いたか覚えていない・・・その後は東京文化会館音楽資料室で数曲メインどころの作品を聴きます。交響曲第6番「交響的幻想曲」など。でも、これまたほとんど印象に残っていないです。社会人になってから、交響曲全集のCDを購入。うーむ、よくわかんない・・・。管弦楽・室内楽を中心にそこそこ揃えてきていますが、今でもあんまりよくわからないや。フルート・ソナタ第1番、弦楽四重奏曲第5番、このあたりがちょっとよかったかな。あと、お遊びっぽい「ロッシーニの主題による変奏曲」が楽しいというくらいか。遊びすぎた「調理場のレヴュー」は個人的にはいまいち。チェコの作曲家ですが、民族的なわけでもなく現代風というわけでもない中で作風がころころ変わっているためか、自分にとって、あまりにもとらえどころがない作曲家です。作品が多すぎることや、譜面が高価なこと、主要作でも譜面が入手困難なもの(「シュパリチェク」や「リディツェへの追悼」など)があることなども、この作曲家への理解が深まらない要因の1つのように思います。これから先、転機がやってくるでしょうか。日本マルティヌー協会の方、申し訳ありません・・・笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪1. 二群の弦楽合奏、ピアノとティンパニのための二重協奏曲 クーベリック(ボストン交響楽団)の演奏を聴くまでは普通の印象でした2. ロッシーニの主題による変奏曲 フィガロが不協和音で彩..
近代
hamulabo
2007-02-24T00:10:00+09:00
♪ Martinu, Bohuslav (1890~1959 チェコスロヴァキア→米
)
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 交響曲第6番「交響的幻想曲」 ★★
2. 二群の弦楽合奏、ピアノとティンパニのための二重協奏曲 ★★
3. ピアノ協奏曲第4番「呪文」 ★
4. リディツェへの追悼 ★
5. 調理場のレヴュー ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
高校時代、演奏会を聴きに行ったところ、たまたま交響曲を演奏していたのがMartinu初体験。わかったようなわからないような印象で、その証拠に何番を聴いたか覚えていない・・・
その後は東京文化会館音楽資料室で数曲メインどころの作品を聴きます。交響曲第6番「交響的幻想曲」など。でも、これまたほとんど印象に残っていないです。
社会人になってから、交響曲全集のCDを購入。うーむ、よくわかんない・・・。管弦楽・室内楽を中心にそこそこ揃えてきていますが、今でもあんまりよくわからないや。フルート・ソナタ第1番、弦楽四重奏曲第5番、このあたりがちょっとよかったかな。あと、お遊びっぽい「ロッシーニの主題による変奏曲」が楽しいというくらいか。遊びすぎた「調理場のレヴュー」は個人的にはいまいち。
チェコの作曲家ですが、民族的なわけでもなく現代風というわけでもない中で作風がころころ変わっているためか、自分にとって、あまりにもとらえどころがない作曲家です。作品が多すぎることや、譜面が高価なこと、主要作でも譜面が入手困難なもの(「シュパリチェク」や「リディツェへの追悼」など)があることなども、この作曲家への理解が深まらない要因の1つのように思います。これから先、転機がやってくるでしょうか。
日本マルティヌー協会の方、申し訳ありません・・・
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 二群の弦楽合奏、ピアノとティンパニのための二重協奏曲 クーベリック(ボストン交響楽団)の演奏を聴くまでは普通の印象でした
2. ロッシーニの主題による変奏曲 フィガロが不協和音で彩られて楽しい
3. フルート・ソナタ第1番 これ、演奏してみたい。伴奏弾けるかな
4. 弦楽四重奏曲第5番 Bartokの世界に近いかも。第2楽章のヴィオラの高音ピツィカートも印象的
5. チェロ・ソナタ第2番 Dvorakの宗教曲の引用が含まれます
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
チェロ・ソナタ第1番は、確かTchaikovskyの悲愴の引用があったと記憶しています。
ランキングしたら交響曲が入らなかったぞ。
次回は、MascagniとMassenet。テンション低そうな予感。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月の法則 ★
★ ★
★ 2台並んでいるエレベーターは ★
★ たいがい同じ階を動いている ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2台いっぺんに1階に到着し、お客が2台に分かれて乗り込むことで、この悪循環は永遠に続くのであった。
では、また。
]]>
-
♪ 第70話 Martin, Frank
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-02-24-1
♪ 第70話 ♪ Martin, Frank (1890~1974 スイス)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 小協奏交響曲 ★★2. 7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲 ★★3. 弦楽合奏のためのエテュード ★★4. 無伴奏二重合唱のためのミサ曲 ★★5. 「イェーダーマン」より6つのモノローグ ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)(ランキング、いっぱいあるバラードをどうしたらいいかわからなかったよ)スイスの作曲家、Martin(マルタンと読みます)。比較的マイナーなこの作曲家、出合いは高校時代、上野文化会館音楽資料室においてでした。Martin作品の中では著名な、「ハープ、チェンバロ、ピアノと2群の弦楽合奏のための小協奏交響曲」、「7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲」、「弦楽合奏のためのエチュード」あたりを聴きます。小協奏交響曲の編成と音色の面白さ、弦楽エチュードのジャズ風な処理などが面白かったほかは、あんまり印象に残らず。社会人になって、指揮者のミシェル・コルボに興味を持ったときに、Martinの声楽作品と出合います。オラトリオ「魔法の酒」 、オラトリオ「ゴルゴタ」、オラトリオ「地には平和」、このあたりですね。とりわけ気に入ったのが、「二重合唱のためのミサ曲」。これはきれいですね。近代的な和声なのですが、独自の世界が広がります。その後は、さまざまな曲を聴いてきましたが、とくにこれ、というものとは出合えず。気になる曲は結構あるのですが。「『イェーダーマン』より6つのモノローグ」、「ヴィオラ・ダモーレとオルガンのための教会ソナタ」、「マリア三部作」、このあたりですね。でも、譜面が簡単には手に入らない・・・。今のところ、なんとも中途半端な歴史であります。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪1. 二重合唱のためのミサ曲 Martinに少し興味を持つきっかけになった作品2. 小協奏交響曲 ハープ、チェンバロ、ピアノの組み合わせが面白い3. 7つの管楽器とティ..
近代
hamulabo
2007-02-24T00:00:00+09:00
♪ Martin, Frank (1890~1974 スイス)
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 小協奏交響曲 ★★
2. 7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲 ★★
3. 弦楽合奏のためのエテュード ★★
4. 無伴奏二重合唱のためのミサ曲 ★★
5. 「イェーダーマン」より6つのモノローグ ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
(ランキング、いっぱいあるバラードをどうしたらいいかわからなかったよ)
スイスの作曲家、Martin(マルタンと読みます)。比較的マイナーなこの作曲家、出合いは高校時代、上野文化会館音楽資料室においてでした。Martin作品の中では著名な、「ハープ、チェンバロ、ピアノと2群の弦楽合奏のための小協奏交響曲」、「7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲」、「弦楽合奏のためのエチュード」あたりを聴きます。小協奏交響曲の編成と音色の面白さ、弦楽エチュードのジャズ風な処理などが面白かったほかは、あんまり印象に残らず。
社会人になって、指揮者のミシェル・コルボに興味を持ったときに、Martinの声楽作品と出合います。オラトリオ「魔法の酒」 、オラトリオ「ゴルゴタ」、オラトリオ「地には平和」、このあたりですね。とりわけ気に入ったのが、「二重合唱のためのミサ曲」。これはきれいですね。近代的な和声なのですが、独自の世界が広がります。
その後は、さまざまな曲を聴いてきましたが、とくにこれ、というものとは出合えず。気になる曲は結構あるのですが。「『イェーダーマン』より6つのモノローグ」、「ヴィオラ・ダモーレとオルガンのための教会ソナタ」、「マリア三部作」、このあたりですね。でも、譜面が簡単には手に入らない・・・。
今のところ、なんとも中途半端な歴史であります。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 二重合唱のためのミサ曲 Martinに少し興味を持つきっかけになった作品
2. 小協奏交響曲 ハープ、チェンバロ、ピアノの組み合わせが面白い
3. 7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲 唯一生演奏を体験しているMartin作品
4. 弦楽のためのエチュード ジャズっぽい第4楽章などウィットにも富んでいる
5. オラトリオ「ゴルゴタの丘」 譜面を持っていないのでこの位置だが、今もっとも気になるMartin作品
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
器楽よりも声楽作品の方が面白そうな予感がしつつ、深入りできないまま、今に至ります。
]]>
-
♪ 第69話 Mahler, Gustav
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-01-29-2
♪ 第69話 ♪ Mahler, Gustav (1860~1911 オーストリア)♪独断で決めつける有名な曲Best51. 交響曲第9番 ★★★★2. 交響曲第2番「復活」 ★★★★3. 交響曲第1番 ★★★★4. 交響曲第5番 ★★★★5. 交響曲第6番 ★★★★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)はじめて聴いたMahlerは、たぶん高校1年、レコードで所持していたワルター指揮の交響曲第1番。所持していたということは、子供の頃に聴いた可能性もありますが、何も覚えていないのであります。かっこいい曲だなあ、が第一印象。これは聴く者を捕らえて放さない魅力がありますね。最近はBeethovenやMozartからというよりも、MahlerやR.Straussからクラシックを愛好するようになる人が増えていると思いますが、まさに自分もこの曲を通じて一気に管弦楽愛好者となったのでありました(この頃はまだMahlerブームが来たか来ないかくらいの時期)。このあとすぐエアチェックを大量にするようになったのですが、そのごく初めの頃、Mahlerの全曲チクルスが演奏されたのです。指揮者はばらばらだったと思いますが、なかでも交響曲第6番が印象に残ったのですね。ほかに2・3・5番あたりがわかりやすくかっこいいので気に入ったことを覚えています。当時はもうほんとうにMahlerの虜でして、スコアもすぐ購入し、繰り返し繰り返し聴いていました。まだ国内版が出てなかった6・8番は輸入版スコア。今の時代は恵まれているよね。アバド指揮の交響曲1番の若々しい演奏を人見記念講堂で聴いたのも高校時代。高校時代の好きな順番2-5-6-1-8-3-9-4-7-大地舞台裏の別働隊やハンマーなどの特殊楽器があるとうれしくなっちゃうお年頃なのでありました。10番は確か未聴。アダージョだけは聴いたかも。大学時代。楽曲形式に興味を持ち、さらにMahler熱は加速。けっこう複雑なんだよね。細かい部分までは分析しなかったけれど、概要がわかっただけでも感心しきり。クラブの合宿を勝手に早く切り上げてバーンスタイン指揮の交響曲9番を聴きに行って涙したのは、確か大学2年のとき。大学時代の好きな順番9-5-6-8-2-1-大地-10-..
近代
hamulabo
2007-01-29T00:10:00+09:00
♪ Mahler, Gustav (1860~1911 オーストリア)
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 交響曲第9番 ★★★★
2. 交響曲第2番「復活」 ★★★★
3. 交響曲第1番 ★★★★
4. 交響曲第5番 ★★★★
5. 交響曲第6番 ★★★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
はじめて聴いたMahlerは、たぶん高校1年、レコードで所持していたワルター指揮の交響曲第1番。所持していたということは、子供の頃に聴いた可能性もありますが、何も覚えていないのであります。かっこいい曲だなあ、が第一印象。これは聴く者を捕らえて放さない魅力がありますね。最近はBeethovenやMozartからというよりも、MahlerやR.Straussからクラシックを愛好するようになる人が増えていると思いますが、まさに自分もこの曲を通じて一気に管弦楽愛好者となったのでありました(この頃はまだMahlerブームが来たか来ないかくらいの時期)。
このあとすぐエアチェックを大量にするようになったのですが、そのごく初めの頃、Mahlerの全曲チクルスが演奏されたのです。指揮者はばらばらだったと思いますが、なかでも交響曲第6番が印象に残ったのですね。ほかに2・3・5番あたりがわかりやすくかっこいいので気に入ったことを覚えています。当時はもうほんとうにMahlerの虜でして、スコアもすぐ購入し、繰り返し繰り返し聴いていました。まだ国内版が出てなかった6・8番は輸入版スコア。今の時代は恵まれているよね。アバド指揮の交響曲1番の若々しい演奏を人見記念講堂で聴いたのも高校時代。
高校時代の好きな順番
2-5-6-1-8-3-9-4-7-大地
舞台裏の別働隊やハンマーなどの特殊楽器があるとうれしくなっちゃうお年頃なのでありました。10番は確か未聴。アダージョだけは聴いたかも。
大学時代。楽曲形式に興味を持ち、さらにMahler熱は加速。けっこう複雑なんだよね。細かい部分までは分析しなかったけれど、概要がわかっただけでも感心しきり。クラブの合宿を勝手に早く切り上げてバーンスタイン指揮の交響曲9番を聴きに行って涙したのは、確か大学2年のとき。
大学時代の好きな順番
9-5-6-8-2-1-大地-10-3-4-7
第3主題、第4主題とか出てきていることがわかっただけでうれしくなっちゃうお年頃なのでありました。
社会人になりたての頃だったか、急にMahler熱が急速に冷えた時期がありました。冷めたというより、どうにも苦手というレベルにまで。そして、9番と大地の歌の「告別」くらいしか聴かなくなります。自分とMahlerの音楽との間にすごく距離があって、共感できないような気がしてきたのですね。つまり、Mahlerのあまりに私小説的な側面についていけないというか、普遍性とは対極にある音楽を自分の中でどう消化すればいいかわからなくなったというか。Mahlerから離れた時期はけっこう長く続きましたね。少なくとも3~4年は、ろくにMahler作品を聴かなかったと思います。この頃、頼まれて交響曲第1番のオーケストラの打楽器賛助で右手大太鼓・左手合わせシンバルとかもやってますが、このときもあんまりMahler作品に対する思い入れは強くなかったです。
Mahler熱が冷めていた時期の好きな順番
9-10-大地-1-5-6-4-7-2-3-8
大地の歌以降はほとんど聴かなかったので、ランキングすら意味のない期間でした。
1994年。メトロポリタン・マンドリン・オーケストラで「大地の歌」の「告別」を取り上げよう、ということなりまして。Mahler作品の中では、当時数少ない共感できる曲だったので、少し楽曲研究をしながら編曲を進めました。この頃だったか、Mahler自身によるピアノ伴奏の版が出版されたことも大きかったですね。ただ、このときも大地の歌以前の交響曲への興味は冷めたままでした。
1995年。交響曲第7番のマンドリン賛助。このとき、ちょっと7番が好きになりました。へんちくりんなねじれ具合が。ちなみに、ここでギターを弾いていたのが嫁ですが、当時は何もありませんでした。
それから数年後、何を思ったか、苦手なMahler関連書籍を読破。苦手な分野、興味関心の薄い分野の書籍も、なぜか敢えて読むんですよね。笹崎はそういう習性のようです。きっかけが何の本だったか忘れましたが、Mahlerの楽曲と新しい関係性を作れそうな気がしたんですよね。それから、改めてMahlerの楽曲を少しずつ分析。とくに大地の歌以降の楽曲とMahlerの私生活や私情との関係が少しわかってきたんですね。そんなんで、1999年に分析研究を兼ねてメトロポリタン・オーケストラで「交響曲第10番」の第1楽章を取り上げることに。1楽章だけでなく、終楽章までさまざまな書物やら譜面を調べながら、Mahlerがこの楽曲に託した想いを研究。研究成果を簡単な(やっぱり長い?)文章にして、解説もしました。この解説、今見ると、急いで書いたこともあるし(文章書いているよりも編曲仕上げないと、ということで)、自分の想像と客観的事実が多少ごっちゃに書かれていることもあって相当な乱文ですが、力作ではありますな(笑)。これがきっかけとなって、Mahlerの音楽が以前より深いレベルで聴けるようになり、Mahlerへの苦手感情はようやく克服されました。
Mahlerへの興味が再び湧き上がった時期の好きな順番
9-10-大地-5-7-6-4-1-3-2-8
その後は、当時の研究熱は冷めたものの、普通に楽しめるようになっています。その頃との違いは、当時好きだったバーンスタインやテンシュテットといった強烈個性による感情移入型演奏から、ギーレンなど絶対音楽として解釈された客観型演奏の方に興味は移ってきている、というくらいの変化ですかね。好きな順番も変わらず。
それにしても、ここまで一度完全に興味を失って再び好きになったという作曲家は、ほかにいないなあ。興味薄いところからはまっていった作曲家はいますけどね。少々ドラマチックな関係であります。皆さんには、こういった作曲家っていますか。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 交響曲第9番 あらゆる楽曲の中で好きな曲ベスト10に間違いなく入る
2. 交響曲第10番 完成していない作品だからという見方をする人も多いが、いいものはいいと言おうよ
3. 交響曲「大地の歌」 「告別」は納得できる演奏が少ないように思う。とくにコーダの解釈
4. 交響曲第5番 最終楽章のフーガに、やはり熱狂してしまう。自分はまだ若いと思う瞬間
5. 交響曲第7番 一見支離滅裂でありながら、やはり支離滅裂であるところが興味をそそる
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
次回は、MartinとMartinu。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★ ★
★ 今月のパブロフ ★
★ ★
★ エルニーニョという単語を聞くと、 ★
★ なぜか山上兄弟の笑顔が浮かぶ ★
★ ★
★ ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「てじなーにゃ!」
自分だけ?
では、また。
]]>
-
♪ 第68話 Lutoslawski, Witold
https://sasazaki-stories.blog.ss-blog.jp/2007-01-29-1
♪ 第68話 ♪ Lutoslawski, Witold (1913~1994 ポーランド)♪独断で決めつける有名な曲Best51. ダンス・プレリュード ★★2. 管弦楽のための協奏曲 ★3. 交響曲第3番 ★4. パガニーニの主題による変奏曲 ★5. 弦楽四重奏曲 ★(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)上野文化会館で現代曲を聴き始めた高校時代、もっとも興味を持った現代作曲家の一人がLutoslawskiでした。とくに「オーケストラの書(リーヴル)」「チェロ協奏曲」の2曲。不確定手法という新しい作曲技法を使いながらも、楽しく聴けるところがすごい。なんとか生で聴きたいと機会を窺い、「オーケストラの書」を井上道義さんの指揮で聴くことにも成功。たしかBerioの「シンフォニア」とカップリング、ファン垂涎のプログラムでありました。社会人になってからも、新作を含んでCDが出るごとに買い足していったのですが、特に感銘を受けたのが、交響曲第3番。個人的に勝手に「ダダダダ交響曲」という副題で呼んでいますが、「管理された偶然性」の集大成だと思います。それでいて「頭で書いた音楽」という印象を受けず、むしろ爽快ですらあります。1994年にお亡くなりになったニュースを受けたときは、けっこうショックでした。そのあと主要曲を、追悼の気持ちを込めて立て続けに聴いたことを思い出します。笹崎の好きな曲Best5♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪1. 交響曲第3番 20世紀に書かれた偉大な交響曲の1つだと思います2. オーケストラの書 不確定手法に始まってそれが次第にリズムに収斂されていくプロセスなど感動的3. チェロ協奏曲 チェロと管弦楽とはほとんど戦い。チェロは敗れ、管弦楽はそのチェロにさらに追い討ちを4. パガニーニの主題による変奏曲 現代のパガニーニ変奏曲は傑作が多い。ほかにBlacherとか一柳慧さんとか5. 葬送音楽 比較的初期の弦楽作品。12音列で書かれているのに、悲痛なロマンティシズム♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪..
現代
hamulabo
2007-01-29T00:00:00+09:00
♪ Lutoslawski, Witold (1913~1994 ポーランド)
♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. ダンス・プレリュード ★★
2. 管弦楽のための協奏曲 ★
3. 交響曲第3番 ★
4. パガニーニの主題による変奏曲 ★
5. 弦楽四重奏曲 ★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)
上野文化会館で現代曲を聴き始めた高校時代、もっとも興味を持った現代作曲家の一人がLutoslawskiでした。とくに「オーケストラの書(リーヴル)」「チェロ協奏曲」の2曲。不確定手法という新しい作曲技法を使いながらも、楽しく聴けるところがすごい。なんとか生で聴きたいと機会を窺い、「オーケストラの書」を井上道義さんの指揮で聴くことにも成功。たしかBerioの「シンフォニア」とカップリング、ファン垂涎のプログラムでありました。
社会人になってからも、新作を含んでCDが出るごとに買い足していったのですが、特に感銘を受けたのが、交響曲第3番。個人的に勝手に「ダダダダ交響曲」という副題で呼んでいますが、「管理された偶然性」の集大成だと思います。それでいて「頭で書いた音楽」という印象を受けず、むしろ爽快ですらあります。
1994年にお亡くなりになったニュースを受けたときは、けっこうショックでした。そのあと主要曲を、追悼の気持ちを込めて立て続けに聴いたことを思い出します。
笹崎の好きな曲Best5
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1. 交響曲第3番 20世紀に書かれた偉大な交響曲の1つだと思います
2. オーケストラの書 不確定手法に始まってそれが次第にリズムに収斂されていくプロセスなど感動的
3. チェロ協奏曲 チェロと管弦楽とはほとんど戦い。チェロは敗れ、管弦楽はそのチェロにさらに追い討ちを
4. パガニーニの主題による変奏曲 現代のパガニーニ変奏曲は傑作が多い。ほかにBlacherとか一柳慧さんとか
5. 葬送音楽 比較的初期の弦楽作品。12音列で書かれているのに、悲痛なロマンティシズム
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
]]>