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♪ 第68話 Lutoslawski, Witold [現代]

♪ 第68話 
♪ Lutoslawski, Witold (1913~1994 ポーランド)

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. ダンス・プレリュード      ★★
2. 管弦楽のための協奏曲      ★
3. 交響曲第3番          ★
4. パガニーニの主題による変奏曲  ★
5. 弦楽四重奏曲          ★

(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)

上野文化会館で現代曲を聴き始めた高校時代、もっとも興味を持った現代作曲家の一人がLutoslawskiでした。とくに「オーケストラの書(リーヴル)」「チェロ協奏曲」の2曲。不確定手法という新しい作曲技法を使いながらも、楽しく聴けるところがすごい。なんとか生で聴きたいと機会を窺い、「オーケストラの書」を井上道義さんの指揮で聴くことにも成功。たしかBerioの「シンフォニア」とカップリング、ファン垂涎のプログラムでありました。

社会人になってからも、新作を含んでCDが出るごとに買い足していったのですが、特に感銘を受けたのが、交響曲第3番。個人的に勝手に「ダダダダ交響曲」という副題で呼んでいますが、「管理された偶然性」の集大成だと思います。それでいて「頭で書いた音楽」という印象を受けず、むしろ爽快ですらあります。

1994年にお亡くなりになったニュースを受けたときは、けっこうショックでした。そのあと主要曲を、追悼の気持ちを込めて立て続けに聴いたことを思い出します。


笹崎の好きな曲Best5
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1. 交響曲第3番          20世紀に書かれた偉大な交響曲の1つだと思います
2. オーケストラの書        不確定手法に始まってそれが次第にリズムに収斂されていくプロセスなど感動的
3. チェロ協奏曲          チェロと管弦楽とはほとんど戦い。チェロは敗れ、管弦楽はそのチェロにさらに追い討ちを
4. パガニーニの主題による変奏曲  現代のパガニーニ変奏曲は傑作が多い。ほかにBlacherとか一柳慧さんとか
5. 葬送音楽            比較的初期の弦楽作品。12音列で書かれているのに、悲痛なロマンティシズム

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